今日12月9日は皇太子妃・雅子様のお誕生日、
また文豪、夏目漱石の命日でもあり、
そして我が家の長男も27歳の誕生日を迎えました。
長男1歳の誕生日の時
上の子と下の子の出産時の様子は今でも鮮明に憶えているのに、
3人兄弟の真ん中であるこの長男の出産の光景は全く記憶になく、
それが長男に対する私の懺悔の始まりでした。
私自身も3人兄弟の真ん中で、親の、特に母親の“愛情の谷間”を感じて
育ってきたのに、どうやらこの長男にも自分と同じ思いを
させてしまっていたようです。
性格的にも他の兄弟を押しのけてでも親の愛情を勝ち取りたいという
タイプでもなかったので、ついこの子の淋しさに気づいてやれなかった・・。
思春期を迎えた頃、問題行動を起こすようになり、
私は専門機関に相談に行きました。
そこで『問題は親の方にある。』と指摘され
細やかな指導を受けました。
その後、問題行動はなくなりましたが、
私の心の中の罪悪感は消えることなく、引きずり続けていました。
高校卒業後は学校、就職先も県外でしたので、
愛情を注ぐ機会もなく年月だけが過ぎていきました。
ところが3年前、父親の仕事を手伝うために地元へ帰ってくることになりました。
私は神様の思し召しだと思いました。
子育ては何歳からでもやり直しが効くと聞いたことがあります。
思春期に淋しい思いをさせた償いができる機会を与えられたのです。
27歳の男の子に母親ができること・・そんなに多くはありません。
手作りの食事を食べさせることくらいです。
でも最も肝心なことは、やはり心からの愛情を持つことだと思います。
偽りのない愛情は、人の心に間違いなく届くと思うので・・。
長男の近況は・・
父親の仕事を手伝って、忙しい毎日を送っています。
最近後輩もできて、責任感も芽生え、顔つきもたくましくなってきました。
また私生活もとっても楽しそう
中学生の同級生達と野球チームを作って、いつもワイワイやっています。
また2年越しの恋人ともとっても仲良し
今日誕生日を迎えた長男の「27年の人生のあゆみ」でした。
誕生日おめでとう
彼女が焼いてくれた、お祝いのチーズケーキ
真心のこもった最高に美味しいケーキでした