☆☆ＥＮＪＯＹ☆☆

私は学生委員会に入ろうとしていました。
学生委員会が企画してくれた新入生歓迎会や
ビジョンナビセミナー、お泊り交流会などに私は積極的に参加していたので
先輩たちの活動を見てきました。
先輩たちはみんな仲が良くて楽しそうでした。
後輩とも仲良くなれていいなーと思っていました。

委員会の見学に行くと、週に月曜日と木曜日に集まっていることがわかりました。
常に笑いが起こっていました。
わいわいと楽しみながらも先輩たちはちゃんとメモを取ってる。
バイトを入れる人はいない。
話し合いに参加できなくなるから。
すごい集団だと思った。

そんな雰囲気に溶け込めなかった。
爆笑が起こっても私はあまり笑えなかった。
なじめないかなーと思った。
見学に来てる１年生もどこか変わっていた。

でも、やっている活動はやりがいのあることばかりで
絶対にいい経験になるし、先輩たちとも仲良くなれるし
他の学部の友達も作れる。
就職でも、こんなことやってましたって言える。

私は予定が詰まっているのが好きだ。
予定がぎっしり詰まっている手帳やカレンダーを見るのが好き。
委員会やってサークルやってバイトやって車校行って・・・
予定が詰まっていった。

バイトは中学校の頃にお世話になった塾の先生に頼まれて
塾に週に２回行くことになっていた。
委員会に入るかもしれないから月曜日と木曜日以外と伝えた。

びっくりされた。
委員会・・・？

先生「委員会は簡単にやめられないんだぞ！
　　　月曜日と木曜日を縛り付けられてやりたいことできないぞ！」

でもいい経験だと思うし、先輩たちと仲良くなれるし・・・

先生「でも、その中だけで濃くなって、周りとの交流が薄くなるぞ。
　　　もっといろんな人と付き合え。」

確かに・・・

先生「お前は今まできっちり型に収まってがんばってきた。
　　　お前が道に外れたことあるか？
　　　大学でも同じように過ごすのか？
　　　不良になれ。
　　　お前が家でゴロゴロしていて、親に大学行け！って怒られるようになったら相当だ。
　　　教師になるために大学４年間は大事だ。
　　　型にはめられたらやりたいときに好きなこともできない。
　　　フリーな時間を作れ。
　　　暇で暇で苦痛な日々を味わえ。
　　　大学はそういうもんだ。
　　　もっと子供と接する時間を増やすだとか、家庭科で興味を持ったことを勉強するだと　　　　か。」

気持ちが変わっていくのがわかった。
先生の言葉はいつも私の胸に強く響く。
そうだ。私は自分の好きなことがやりたくてこの大学に入った。
委員会に縛られるのが怖くなった。
委員会に入ると友達も増えるし、いろんなことが学べると思った。
でも先生が言うには、逆に世界が小さくなるらしい。
そうかもしれない。

もっと違うことに挑戦しよう。
やっぱり私は暇をつくることはできないのだ。
やりたいときにやれるものを見つけよう。
家庭科のプロになりたいからその勉強に時間を注ぐのもよい。

決めた。

ものすごく委員会に入るか迷っていた。
大きな決断だと思っていた。

でもすっきりできた。
委員会には入らない。
先生ありがとう御座います。


先生「今度は恋愛編な！」

・・・はーい＾＾