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October 19, 2005
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カテゴリ:本日のイベント
上司との年に一度の面談。不平不満を共有する場。
言いたいことはなんでも言って良い。何を言っても査定には響かない。
会社に特に不満はない。ただ、プロジェクトの人手不足に危機感を感じているとだけ伝えた。

現在のプロジェクトは、自分の会社のブランドで売り出すシステムの開発。
見込客は、すべてのオフィス。
なのに、それをたったのふたりで作るのだ。しかも、そのうちひとりが新人の私。

余裕のないスケジュールだから、シロウト同然の私も勉強しながら作るしかない。
どちらかが倒れたら終わり。誰も引き継げない。引き継げるようにしている余裕がない。
そして、1カ月。なんとか動くモノができあがった。
テスト要員もいないから、たったふたりで、環境を整えテストする。淡々と。
私がテスト仕様をまとめ、テストする。リーダーが修正する。
修正箇所を含め、すべての項目を再度テストし直す。その繰り返し。

私にとっては苦手な作業。でも、手は抜けない。この先にはもうお客様しかいない。
私がみつけられなかったバグをお客様が発見すれば、
数千のお客様に対応しなければならない。信用問題にも関わる。
プロモーション用の資料やパンフレットの原案も考える。
売れたら、また忙しくなる。

とはいえ、仕事は楽しい。楽しいというよりも精神的に楽だ。
決して手を抜いている訳ではないのだけれど、
こだわりが少ないから、いくらでも提案を受け入れられる。
美学ではなく、技術の範囲内で素直に聞き入れられる。
そして、どんどん自分がパワーアップしていくのを実感できる。

私はまだ、何が良いのか悪いのかも区別のつかない新人だからと割り切り、
納得の行かないものも、説得するのではなく、確認するだけ。
どんなものになっても私の作品ではない。私の会社のもの。売れれば、私はそれでいい。

作品と自分を切り離す。
作品が否定されても、自分が否定されているわけではない。
そう思えないと、プロとしてやっていけないと言われたことがある。

今思えば、私が学生時代に苦労したのは、そういうことだったのだと思う。
大好きだったサイエンスの世界。小さいころから、研究者になるものだと思っていた。
だから、あまりにどっぷり浸かり過ぎていた私には、私と私の研究はイコールとしか思えなかった。

だから妙なこだわりがあったし、受け入れられないことは受け入れなかった。
いくら「わからないことは聞いていい」と言われても、自分で解決しようとした。
それが自分の為だと信じて疑わなかった。どんなに時間がかかったとしても。
自分を向上させるための研究であり、そのための勉強だと捉えていた。

でも、学生として所属していても、研究室という場所は実際には職業的研究者養成所であり、
私は歯車として流れに合わせてうまく動かなければならなかった。いわば新人研修中だったのだ。
自分の思うようにやるのではなく、まずは吸収すべき。私はその認識が欠けていた。
たとえ授業料を払っていたとしても。

私がやりづらかったのと同様に、教授達も私を使いづらいヤツと思っていただろう。
下手に目立つからなおさら。(良い意味でも悪い意味でもね)
でも、そのことを伝え合う機会もないままだったけれど。

今の会社に不満はない。
会社という組織はよくできていると感心しているくらい。
大学の研究室が同じくらい組織として成熟すれば、
若手もきっともっと活性化するだろうに。ふと思う。

会社という組織に身を置いたことで、仕事の仕方が矯正された。
ほどほどの興味をもつ分野。労働に見合う給料。
おかげで仕事と自分を切り離され、ずいぶん楽になった。
でも何かが欠けている気がして仕方がない。

もう少ししたら、やっぱり「仕事は私の作品」だと言い切れるような仕事の仕方をしたい。
それがきつくても辛くても、今度の私は 一段上のこだわりで仕事をできるはずだから。





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Last updated  October 19, 2005 11:59:51 PM
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