「ガイアセミナー・3」
「ホリスティックヘルスコンサルタント養成講座」第一期生として東京・北千住の龍村道場に通った頃、同期だった人達と再会した。9年前だ。ヨガ歴の無いワシがどういうわけか「指導員科」にいた。ここは各地で教室を開き、生徒を指導している先生達が、更に広く深く学ぶ為に集まってきていた。その頃の集まるヨガの先生達の印象・・・個性あふれているなぁ・・・(クセがある人が多いなぁ・・・)龍村先生を観ているから、ヨガを実践していると、丸くなる、大きく、柔らかく、和らぐようになる、そう単純に思っていたから、ある意味予想外だった。(予想外は慣れっこになっていたし、予想するワシに固定概念があったから予想外が起こる)だから、龍村先生の下に学びに来ていたわけだ。ワシは「人を観る」のが仕事の一部になっていたから、「クライアントを観る目」でヨガの先生達も観てしまう。問題を抱えているから「ヨガ」に出会い、続けている。そのうちに指導員になり、教室を持つ。でも、いろいろな問題は決して消滅していない。人間だもん・・・クライアント達と変わらないなぁ。そう思っていた。あれから9年経って、同じ人を観る。龍村先生の下に通っていても、あまり変化を見つけられない人もいる。(これは変化が無いのじゃなく、観るワシの力不足かも)丸く、柔らかく、大きく、魅力的になった人もいた。う~m・・・人間だもん・・・様々だよなぁ・・・どんなに優れた指導者に縁付いても、長く教えを受けていても、結局はその人が「目覚め」るかどうかは本人次第。空海が唐に渡り青竜寺に入り恵果より密教の継承者として認められたのは、僅かの期間内の事だった。何十年も同寺で修行している高僧が何十、何百人もいたのだが、少し居ただけの外国人(空海)が正統の継承者となった。「目覚め」は時間でも継続でもない。「質」と「レベルアップ」できる能力は、その人自身に含まれる「生き方」からだろう。「生き方」だから様々だ。「縁」だけじゃ片手落ち。「継続」すれば何時か「引き金」が来るかもしれないが、一生来ないかもしれない。再会した人を観て、いろいろな事を思った。ワシは・・・どう変わったんだろうね?