相思・5
「相思」は閉じた関係だと思われてしまう。「男女の秘めた想い」のイメージを引きずる。ところが、これが全くの逆!「相思」はオープン系の行動なんだ。「共通の通路」が出来てしまうのだから、否応無しに、心を開けてしまう行為だ。人間の生き方なんて「癖」で左右する。心で思っていても、理屈で解っていても、「癖」が優先してしまう哀しい動物なんだぜ。振り返ってみれば思い当たる事ばかりだろ?ならば「癖付け」で新たな方向にもいける。しかも・・・付いちゃえば「楽」だ。心は広がるほど、柔らかくなるほど、明るくなるほど、愉しく生きられる。難しい哲学は要らない。愉しい人生を体験する為に生きている。「相思」がオープン系ならば、「相思」の癖を付ければいい。思う相手が多いほど幸せな時を過ごせる。コツは「多くの相手」であり、限定しない。(ストーカーは行為であり、思いじゃない。しかもストーカーは一人にこだわりすぎだ)「相思癖」を阻むモノ。それは「裸の自分を見せたくない」事だ。「嫌われるのが恐い」という意識だ。これは「孤独」への恐怖からなのだが、その閉じこもる意識は更に孤独に向かう。「ええぃ!見るなら、見ろ!隠すほどのモノじゃないやい!」この開き直りが「光」を呼ぶ。実際、秘密にする程の深いモノなど、普通の人は持っていないのだ。自意識過剰・・・ゴメンね。他(人)を「思う」事に遠慮もモンクも無い。他(人)を愛する事は対象が多いほど、その人と相手達の豊かな人生になる。「相思」は多いほど世界が豊かになる。(少し意味は違うが)多情な世界は幸せだが、薄情な世界は寂しいだけだぜ。 (想い人が多いのはいい事だぁ)