一月
ワシは反省をしたくないし、薦めない。反省って、「悪いところ探し」をしたがる。暗い部分や、見たくない部分をガマンして見る。サドマゾ系の人は好きみたい。(正義が好きな人はサドマゾ系が多い)でも「良いところ探し」や「嬉いところ探し」ならいい。体でも心でも「気持ち良いところ探し」など、とてもいい。そういう意味で一月を振り返る。思い出せば、嬉しい事があったなぁ。数年前にアーユルヴェーダのクリシュナ先生の講義を受けた。アーユルヴェーダとはインドの完成された古典であり、「生命の科学」「寿命の哲学」「幸せの医学」などと訳される。通常の研究研鑽された学問は、ある意味常に発展途上だ。新しい何かが発見されれば加えられ、間違ったものは訂正する。ところが、アーユルヴェーダにはそれが無い。リシの称号を持つヨガのある境地の聖人が、人以外から授かった智慧を紹介したものだからだ。アーユルヴェーダは膨大な応用学でもある。医療関係だけ取り上げられるが、それは一分野だ。その中の「改善法」として「良いところ探し」がある。悪い原因を排除する方法もあるが、良い原因を繰り返す方が「幸せ」には近づくと思う。心が悪く、根性無しで、努力が嫌いなワシは反省法が向いてない。ナマケモノにはそれなりの方法があり、しかもこの世はヒネクレているのだ。ナマケモノの方が楽に幸せになれるようだ。理不尽で不公平のようだがしょうがない。モンクはグレちゃん(創造主)に言ってくれ。ワシならモンクは言わないぜ。(い、いや、結構平気で言ってる・・・)愉しかった事、嬉しかった事、気持ちよかった事。それぞれ思い出して、ニヤニヤする。柳の下で二人目の美女(ど、どじょうじゃないのか?)。できれば二度有る事は三℃(意味不明だぁ・・・)。三回有れば、通路ができる。通路は使えば、自動歩道に昇格する。ナマケモノは歩かなくても、目的地に着けるのだ。ワシの一月は、いろいろあった。探せば、いろいろあった。でも個人的な事なので、ここには書けない。アナタだって、絶対にいろいろあった。「嬉しい、愉しい、気持ち良いなんて無い!」そういう事を言う人がいるが、それはない。目を瞑っているだけだ。生きていれば誰にでもある「いいところ」。「いいところ」を努力して作るわけじゃない。気づくようになればいいだけだ。