家族の話・8
我々(貴方)は何処に向かうのか?「家族」という要素をヒントにすると、ある事実が浮かび上がる。生きとし生けるモノ達は家族の間に生まれ、家族から一族へと広がる道の途中で生きている。「生命」は「一つながり(縦の氣綱)」で連綿と続く。枝分かれを繰り返して、繁栄する「生命の樹」末広がりの形をして、滔々と流れる「生命の河」我々は一つの超大家族の中に組み込まれている。生きとし生けるモノが全て兄弟というのは比喩でなく、「生命の家族」からなら、単なる事実なのだ。この世はそれほど広くないのかもしれない。生物はそれほど多種多様でないのかもしれない。全生物のDNAの素は共通する4つの文字のみ。組み合わせで分かれているが、同じ素なのだ。人間だけが兄弟ではなく、生物の全てが兄弟なのだ。天涯孤独な生き物はありえない。ワシは「兄弟だから仲良くしろ」とは言わない。単なる事実としてとらえればいい。通路があるなら、使えばいい。それだけだ。「いのちの氣」は交流すると活性する仕組みだ。「生命」は算数(科学)の世界ではない。「氣」は科学法則にしばられない。1+1=2ではない。「エネルギー不変の法則」は当てはまらない。「出会い」と「交流」は「いのち」を増やす。「いのち」の低下から引き起こす様々な事件。「家族」からでも「家族以外」からでも解決できる。膨大に繁げった「生命の樹」の中にいる。膨大なエネルギーの「生命の河」にいる。目を開ければ、手を伸ばせば、「生命」に溢れている世界だ。大丈夫。皆、兄弟だ。我々(貴方)は何処に向かう?生きているだけで向かってくれている。何も答えなくてもいい。「生きとし生ける」(他を侵(犯)さない)それが答えだと思う。