月餅・3
ホンモノの大きな水晶球は特殊なのだ。簡単に売られているようなシロモノじゃない。怪しげな占い師がもてるシロモノじゃない。水晶球側にだって、選ぶ権利があるのだ。ある人が大きな水晶球を買った。すぐ故御師匠様に「氣入れ」を頼んだ。これもツアーの利点だ。普段は超忙しい御師匠様にお願いは出来ない。そんな人が次から次へと購入品を持ち込む。故御師匠様はニコニコと「氣入れ」をしていた。今なら判る。能力の強さではない。(パワーの強さと勘違いしやすい)本人の容量の大きさ、深さだ。10年経って、やっとワシも観えた。容量は「やわらぎ・優しさ」で増える。御師匠様は「氣入れ」も速い。数秒単位で仕上げていく。ん?御師匠様の手が止まった。水晶球でもガラス球でも区別しない。「氣入れ」はできる。ワシも今では同じだ。紙でも布でも板でも鉱物でも出来る。ホンモノ、ニセモノ、どちらでも出来る。(う~m・・・9日から出張集中治療だけど、雑記をどうしよう創作物を小出しして誤魔化そうかなぁ・・・)