透明なモノ・2
透明は勘違いされる。だが、良い方に勘違いされる。運のいいヤツだ・・・。運のいいヤツには近づこう。幸運の仕組みは結構単純に出来ている。透明は「純粋」だと思われている。透明は「清純」だと思われている。透明は「至上の境地」だと思われている。そんな事ぁ無いのだが、否定する事もない。良い方の勘違いは、そのままにしておくものだ。こだわる根性が無かっただけなんだけどなぁ。関わってくれる相手が無かっただけなんだけどなぁ。アキラメるのが超速いだけなんだけどなぁ。他の色に染まる協調性が無かっただけなんだけどなぁ。ワシは透明族の亜流だと感じている。当然、ワシへも勘違いが押し寄せる。当然、ワシは謙遜も否定もしない。勘違いは、そのままにしておくもんだ。説明して理解できるほど、人類は進歩してない。