「迷説般若心経・50」
第四章(8) 舎利子 色不異空 空不異色苦しいモノ達は真実を求めているのじゃない。救い、を求めているのだ。この世の真実など、どうでもいい。そんなのにこだわるのは、出来の悪い坊さん達だ。精神世界に触れて理性を失ったサトリマニア達だ。ブッちゃんは、優しいから仏陀(目覚めた人)に変わった。真実を求めての修行は失敗した。だが、優しさに目覚めたから、仏陀になったのだ。真実にこだわっていたら、仏陀にはなれなかった。ゲンちゃん(玄奘)も同じだ。優しいから(見えない)天竺まで行けた。優しいから、解りやすく心経を書いた。優しさが「救い」になる。真実(を求めるの)は・・・趣味だ。文字にすれば短く硬い。だが、話すのは柔らかい。アイマイな言葉になってもいい。目的は「救い」なのだ。