「明け・8」
この世は「明け」要素で充満している。精神世界では「明け」を「気づき」といった。大きな「明け」を「悟り」といった。仏教世界では「ブッダ(開かれた)」といった。いずれにしても、全て最初から有ったモノが開いた。この世は、有限の生命世界。時間が一方通行で流れる世界だ。全てを内蔵していても、全てを「明け」る事は出来ない。何かを「明け」、その体験を味わう為の世界でもある。だから、何をしてもいい。何でも、正解だ。唯一つの約束は「生きる事」だけだ。多種多様が生きている世界だ。「生きる事」は他の「生きる事」を邪魔しない事だ。それが、たった一つだけの条件だ。あとは、何かを「明け」て愉しむがいい。