「風間陽水の依頼簿(カルテ)・106」
カルテ番号 こ・2(1)小泉武雄は47歳。農業で暮らしている。土地はそれほど広くないが、リンゴに切り替えてから何とか生計は維持できている。今の日本では、よほど広くないと米作りでは暮らせない。もちろん農業というのは天候が大きく影響する。どんなに努力しても工夫しても天候が悪ければどうにもならない。まして、リンゴはせっかく最終段階までこぎ着けても台風で全てダメになることさえある。農業はいいモノを作ろうとすると、手間をかけないと出来ない。リンゴも一年中手間をかける。40歳を過ぎてから、その手間が好きになった。朝早くからリンゴ園を見回り、一作業してから朝食をとる。一休みして午前中の作業、昼食して午後の作業。暗くなると一日が終わる。百姓は自然と一体になって一人前だ。父親の言葉が納得できる歳になった。手間をかけたリンゴが可愛い。リンゴ園にいる時間が幸せなのだと、つくづく感じるようになった。大人しい妻も共に作業するが、ほとんどは一人でしていた。(登場する人物・組織・その他はフィックションです)(過去のプログは本館 「氣の空間・氣功療法院」です。治療・若返り・悩み相談受付中。日本中出張します。ブログ読者は、facebookの友達承認をしますよ。コメント付きで申請して18年間封印していた本物の「氣入れパワーストーン」を販売開始 「笑顔の雑貨屋Yakkoo」)