「風間陽水の依頼簿(カルテ)・226」
カルテ番号 ち・3(10)千葉亜紀のメモ帳は続く。{秘密は持ってはいけない、と思っていました}「社会的に作られて常識ですね。実際には、秘密を持たない人なんてありえません。小さな子供もそれなりの秘密があり、高貴な人も秘密をかかえています。もちろん秘密がいけない、と煽った政治家や官僚や先生達も沢山持っています。人にとって秘密は息をするのと同じようなものですよ」{先生の話を聞いているだけで、秘密にしていた事が軽くなりました}「でも話さなくていいですからね」{はい}そして千葉亜紀は目を瞑った。だが、すぐ目を開けてメモ帳に書いた。{頭が気持ちいいです。とっても}再び目を閉じると、やがて寝息に変わった。二時間が過ぎ、起こされた千葉亜紀はぼんやりしていた。母親が用意してくれたサンドイッチと飲み物をテーブルに広げた。普段は一日一食、夜中に食べるだけなのだが、人との付き合い時は普通にする。目立たぬように暮らすのは長寿族の宿命なのだ。そして午後も千葉亜紀はすぐ寝入ってしまった。時間がきて、母親は迎えにきたので起こした時、一段とスッキリした顔になっていた。玄関を出るとき、深くお辞儀をした。「先生、ありがとう」小さいが声になっていた。(登場する人物・組織・その他はフィックションです)(過去のプログは本館 「氣の空間・氣功療法院」です。治療・若返り・悩み相談受付中。日本中出張します。ブログ読者は、facebookの友達承認をしますよ。コメント付きで申請して18年間封印していた本物の「氣入れパワーストーン」を販売開始 「笑顔の雑貨屋Yakkoo」)