「風間陽水の依頼簿(カルテ)・378」
カルテ番号 の・7(11)看板を見て、ここが予約制になっていることを知った。彼女も見落としていたのだろう。いきなり訪ねて、診てもらえるのだろうか?それとも、ここで、帰ろうか。駐車場で、少し考えていたら、治療院から院長らしき人が出てきた。駐車場にいるから、不審に思われたのかもしれない。このままでは気まずいので、野上香織はウンドウを下げて挨拶した。「あのう・・・予約していないのですが、診てもらえますか?」口が勝手に動いた。「どうぞ、お入り下さい」院長は微笑んで、入り口のドアを手にもっているタオルで拭いた。どうやら、ガラスを拭きに出てきたようだ。そして、治療院に入ってしまった。野上香織はバッグを持って、車から出た。院長が男の人だと知ってからも、まだ心は軽い。普段のように、身構える緊張感が無い。何だか、楽だぞ。どうなるのか、わからないが、楽だぞ。(登場する人物・組織・その他はフィックションです) (過去のプログは本館 「氣の空間・氣功療法院」です。治療・若返り・悩み相談受付中。日本中出張します。ブログ読者は、facebookの友達承認をしますよ。コメント付きで申請して18年間封印していた本物の「氣入れパワーストーン」を販売開始 「笑顔の雑貨屋Yakkoo」)