「風間陽水の依頼簿(カルテ)・675」
カルテ番号 み・5(30)裕子は心の霧が薄くなっているのを感じていた。それまでは霧がある事も感じていなかったのに。薄くなって、初めて霧の存在を知る。そうか、そういうことか。誰だって我慢していた事がある。我慢していたモノがある。それは、良いとか悪いではないモノだ。「今まで、少しずつ溜めてしまったモノですね。そのモノは悪くはないけど、そのままだと不調になる」院長は言った。「そうです。皆さん、そのモノを良いか悪いかで判断したがります。ですが、問題は溜めたままか、適当、あるいは定期的に流すかどうかです。それによって、病になる率が大きく変わるのです。病は悪いモノだけから生まれるわけではないのですね」裕子は考えた。これまでの事を考えた。確かに幾つも溜めてしまっていた。でも、それは誰でも当てはまる。まして仕事をしていれば当たり前に溜まる。問題は有る無しではなく、流すか否か・・・(登場する人物・組織・その他はフィックションです) (過去のプログは本館 「氣の空間・氣功療法院」です。治療・若返り・講演、お話会依頼、悩み相談受付中。日本中出張します。ブログ読者は、facebookの友達承認をしますよ。コメント付きで申請して18年間封印していた本物の「氣入れパワーストーン」を販売開始 「笑顔の雑貨屋Yakkoo」)