「風間陽水の依頼簿(カルテ)・808」
カルテ番号 も・6(16)婦人は優しい笑顔で言った。「もちろんです。私、社交的でないから他人とほとんど話はしません。長く引きこもりをしていましたから・・・友達とかもほとんどいません。それでも、その先生を紹介するのは2人目ですの。人を紹介するのは、とても私には荷が重い。でも、その先生の紹介なら、自信があります」茂木滋は、基本的に他人を信用しない。紹介されても、信用しているわけではない。人でも物でも、期待するほどの事はめったにない、と知っている。期待はしないが・・・興味はある。仕事を引退してから、興味が起こったのは初めてかもしれない。いや、今までの仕事、会社での知り合いの中でも興味はなかった。会社や自分の利害という土俵で相手を判断していただけだ。それは、時には研究対象ではあったが、興味ではなかった。婦人は自分の名前を名乗ってくれた。そして、その治療院の場所と連絡先を教えてくれた。茂木滋も、婦人に自分の名前と電話番号を伝えた。礼儀として、その先生に会ったら経過報告はしておこうと思った。場所は、少し不便なところにあるようだ。(登場する人物・組織・その他はフィックションです)(過去のプログは本館 「氣の空間・氣功療法院」です。治療・若返り・講演、お話会依頼、悩み相談受付中。日本中出張します。ブログで書いた「迷説般若心経」 「迷説恋愛論」 「迷説幸福論」誰か出版してくれぇ~18年間封印していた本物の「氣入れパワーストーン」を販売開始 「笑顔の雑貨屋Yakkoo」)