「風間陽水の依頼簿(カルテ)・1112」
カルテ番号 ら・1(14)良知和尚は言った。「空海僧正は、おそらく日本各地に同じような書を残していると思われます。小さな寺でも、ある程度の人達の役に立てる。そういう寺が幾つもあれば、その総数はかなりになる。拙僧共は、己が出来る最大限を目指していますが、着実をも目指しています。そして、開祖の空海僧正を信じています。この先、どうなるのかわかりません。ですが、先生には手伝って欲しいのです。いや、おそらく、手伝ってくれるでしょう。ここまで続いた僧正の書が残されているのです。先生に力があろうと、なかろうと、書には記されているのです。拙僧は、ここに来て、先生と会い、確信しました」良知和尚のその目は柔らかだが、真摯の輝きがあった。風間陽水は途中から、わかっていた。今、愛田恵子を先頭として作り上げているプロジェクト。その具体的応用の一つが、この青龍寺なのだろう。「良知さん、お話し伺いました。私自身、ほとんど力はありません。ですが、おそらく、その震災について対応できる人達を知っています。私は、どうやら人と人を会わせる役割のようです。紹介しましょう。実は、最近も、ここに4人の人達が集まりました。集めたのではありません。集まったのです」(登場する人物・組織・その他はフィックションです)HP「気の空間・氣功療法院」検索ブログだけなら楽天「水上陽平の独善世界」検索 が読みやすい (過去のプログは本館 「氣の空間・氣功療法院」です。治療・若返り・講演、お話会依頼、悩み相談受付中。日本中出張します。ブログで書いた「迷説般若心経」 「迷説恋愛論」 「迷説幸福論」誰か出版してくれぇ~)