昨日子供たちを学校まで迎えに行くと
1ヶ月前に学校で失くしたランチバックを
アンシーが持っていた。
「あれ、ランチバックどうしたの?見つかったの?」
私が聞くとアンシーがボソッと
「うん。オフィスにあった」と答えた。
「ふ~んオフィスにあったんだ~見つかってよかったね。
で、オフィスに行ったの?それとも先生が持ってきてくれたの?」
そう質問すると、アンシーは黙って答えなかった。
いつもより口数が少なく
なんだか様子がおかしいということに
その時は別に気がつかなった。
いつもはバックパックにいれてある、宿題ノートを
片手にかかえながら家に帰ったアンシーは
いつまでたっても宿題ノートを私に渡さない。
毎日学校から帰ると、宿題ノートを私がチェックして
その日の宿題を確かめることになっている。
アンシーからノートを受け取り
パラパラと今日の日付けが書いてある
ページをめくっている間に
アンシーの目はまたたくまにウルウルしはじめて
「ママ、ちがうの。ママあのね。。」
と動揺を隠せない。
これは何か学校でやらかしたな。
とピンときた私は「いいから黙ってて」と言い
案の定書いてあった
先生からのメッセージを読み始めた。
先生からはこう書いてあった。。。
『今日のランチのあと。Z君とM君とA君(アンシー)が
トイレに行き、Z君が二人に
おしっこファイトをしようと提案。
3人でお互いにおしっこをかけ合い、職員に見つかり
校長先生からお説教を受けました。
今度同じ事をしたら、居残りになります』
(; ̄Д ̄)なんじゃと? おしっこファイトって何それ?
怖い顔でアンシーを見ると
「でもね。Z君がやろうっていうから
僕とM君やっちゃったんだよ~~~~」
とアンシー一生懸命言い訳をします。
「アンシー。言い訳はいい。
Z君がやろうって言ったからって、実際にアンシーは
おしっこかけたんでしょ?
やっちゃいけない事ってわかってるよね?
Z君にやろうっていわれても、僕はやらないって
言わなくちゃダメじゃない!」
私はアンシーに懇々と話します。
担任の先生にも校長先生にもきっと同じ事を
言われたはず。
「うんうん」とうなづきながら聞いているアンシーに
私は諭しながらも、
ある意味自分自身にも問いかけている部分があった。
(先日の自分の失敗を思い出していた・・・)
「これからは二度とやらないと約束できるね」
反省の涙を浮かべるアンシーと約束をして、
いつもどおり、宿題をみてあげた。。。。
夕方になり、旦那が帰ってきた。
先生からのメッセージがあるときは
必ず旦那にも目を通してもらうようにしている。
旦那に宿題ノートを黙って読ませると
だんだんと険しい顔になるのかと思いきや
クスクスと笑いながら、手で口を押さえている・・・
「何笑ってるのよ?」
ちょっと不服そうな顔で私が質問すると
「僕も同じことしたんだよ。。」
そう言いながら、2階にいるアンシーを呼んだ。
アンシーはダデイーに怒られると思ったのか
なかなか降りてこない。
ようやっと恐る恐る降りてきたアンシーに
旦那は一生懸命笑いをこらえながら
「おしっこファイトなんかしちゃ駄目じゃないか!」
と言った。
そして自分の体験談を話し出した。
『ダデイーはアンシーと同じ年のころ
毎日友達とクラスルームにある、ヒーターにおしっこを
かけていたんだ。
ヒーターをかけるたびに、クラス中おしっこの臭いが
充満して、クラスのみんなが
「うえ~~臭い~~~」って騒ぐのを面白がっていたんだ。
だけどある日、とうとうダデイーは先生に見つかってしまって
校長先生にたくさん怒られて
1週間学校が終わると、2時間のトイレ掃除を罰として
やることになったんだ。
しかも歯ブラシ一本で、便器の中や外を毎日2時間だぞ!
My,Momも毎日それをそばで見ていなくちゃならなくて
Momはそりゃ~狂うぐらいに怒ったんだ。
ダデイーが子供のころ、本当に悪がきだった。
MommyやDaddyをいつも困らせていた。
アンシーはそんな風になりたいのかい?
ダデイーと同じ事をやっちゃ駄目だ。』
そばで聞いている私もびっくりした。( °◇ °)アゼン・・・
スーパーモンスターだった旦那の子供のころの話は
いろいろお義母さんから聞かされていたが
まさかヒーターにおしっこをかけたなんて!!!!
(
旦那はスーパーモンスターのお話を参照してね★)
まさに血は争えない・・・・
旦那が思わずクスクス笑ってしまった意味がようやっとわかった・・・
しかし失くしたと思っていたスパイダーマンのランチボックス。
名前を書いていたわけじゃなかったので
もう戻ってこないものと諦めていて
新しいのを買わなくちゃと思っていたところだった。
オフィスのどこに置いてあったのかわからないが
アンシーが校長先生に呼ばれなければ
きっと今でもオフィスに置かれたままだっただろう・・・
妙な偶然に少し不思議な感じを覚えた・・・
日記を読んだ妹からさきほど電話があった。
電話に出ると、息子のK君が私に聞きたいことがあるという。
K君からの質問は
「アンシーのおしっこファイト。誰が勝ったの?」
私は答えた。
「誰だろうね~でも3人とも洋服が濡れちゃったらしいよ」
そう答えると、K君はケラケラ笑いながらママに報告した。
今日妹たちが父と一緒に食事に行ったとき
この「おしっこファイト事件」の日記の話をしたそうだ。
K君はアンシーの行動になぜか大笑いしていて
父はなぜか自分の武勇伝を語りだしたそうだ・・・
父が子供の頃も相当な悪がきだったそうで
「男の子はそれくらい元気がなくちゃだめだ!」
と言っていたらしい。
そういえば、旦那のお父さんも、そのまたお父さん(おじいちゃん)も
子供の頃は手に負えないほどの悪がきだったそうだ。
悪がき遺伝でもあるのだろうか?
私は男兄弟がいないので、まったくわからないが
そういえば小学生ぐらいのころ
好きになった子といえば
クラスのわんぱく少年だったような気がする・・・・