お待たせしました~
私の「あぽやん」ストーリー*史上最悪な出来事*
パート2です♪
パート1は
こちら
読んでない方はパート1からどうぞ~☆
12時までの遅延
と発表されてから、納得できないお客様は
英語しかわからないハワイアンの係員に詰め寄り
一生懸命英語で抗議。
しかし、ほとんどのお客様は諦めの境地に入っていました。
深夜の空港はハワイといえど、とにかく寒いっ!!
クーラーがガンガンにかかっている上に
私達のいるゲートにしか客はいない。
周りのお店も次々と閉まり、
し~~~~~~~~んっ
と静まりかえったゲートでは
毛布と枕が配られていました。
イスに座って毛布に包まっているお客様もいれば
床に毛布を敷いて更に上から毛布をかけ
完璧に横になっているお客様もいます。
硬い石のベンチに
足を投げ出し体だけ横になっているお客様もいました。
ぐずっている赤ちゃんを抱いてあやしているお母さんもいました。
代わってあげれるものなら、代わってあげたい。
お母さんどうか少しは座ってください・・・
何度もそう声をかけそうになったけれど
赤ちゃん連れのお客様は意外と多くて
そのお客様だけに声をかけるわけにはいきませんでした・・・・・
刻々と時間は過ぎ
深夜12時近くになったとき
ハワイアンの係員が内線電話でセキュリティー(警備員)を呼びました。
係員の顔は険しく、バタバタと飛行機とゲートと
行ったり来たりしていました。
2-3人の警備員がゲートへ到着した時
6度目のアナウンスをしようと
緊張気味の係員がマイクを持ちました。
しかもアナウンスは英語でした・・・・・
『(日本語訳です)
お待たせして大変申し訳ありません。
機内食の用意は整ったのですが
クルーの制限時間が過ぎてしまいました。
今、新たなクルーを呼んでおります。
搭乗開始時刻を
3:00amとさせていただきます。』
さんじっ????
今、3時って
言いましたか???
うぉぉぉおおお~~~!!!
ヽ(∴`┗Д┛´)ノ彡コラーッ!
英語のアナウンスがわかったお客様が叫びました。
英語のアナウンスの後
カタコトの日本語でのアナウンスも流れました。
ミンナ ゴメンなさいね。
クルーのジカンがオワッチャッタから
チェンジしないといけないの。
3ジにボーディングするからもうちょっとマッテテネ。
と、その瞬間っっ
あちこちから怒鳴り声や泣き声
悲鳴にも近い叫び声
カウンターを叩く音
壁を叩く音
罵声
全てが一瞬のうちに起こりました。
「きちんと日本語でわかるように説明しろ=っ!!!
"o(▼皿▼メ;)o"プルプル 」
「ふざけるな~!!!!
(#`皿´)<怒怒怒怒怒怒!!! 」
「日本人を馬鹿にしてんのか~??
o(`ω´*)o
お客様が口々に叫んでいました。
ハワイアンの係員のいるカウンターへ
怒り狂ったお客様が一斉に押し寄せました。
そして今にも殴りかかりそうなお客様を
警備員数名が取り囲み阻止していました。
「連行するぞ!」
脅かしていました。
ハワイアンはこうなる事がわかっていたのです。
だから事前に警備員を数名配置したのでした。
押し問答でごった返す中、
その様子を冷静に携帯のビデオで撮影している人もいました。
それを見て別のハワイアンの係員が
「撮影をやめさせろっ!!!!(英語)」
と警備員に向かって叫びました。
撮影していたお客様は
「やめないよ。お前らを撮ってやる」
「捕まえろ。訴えるぞっ!!(英語)」
お客様は警備員によって撮影をストップさせられました。
最悪なのはこの状況下の中
日本語で説明できる係員がいない事。
仕方なく唯一このフライトに乗っていた日本人のスチュワーデスが
呼ばれ、淡々とお客様へ現在の状況を説明し始めました。
「何がクルーの時間切れだっ!
お前達は何も仕事をしていないじゃないかっ??
客を置いて自分達は仕事終わりで帰るのか??」
『お待たせして大変申し訳ございません。。。
ただ規則は規則ですので
私達クルーは仕事を続行するわけにはいきません。
大変申し訳ありません。
今現在の段階では3時の搭乗開始としか
何も申し上げられません・・・・』
今にも泣きそうな顔で、日本人クルーは答えました。
「申し訳ありません、申し訳ありませんって
口だけそんな事言って本当に思ってないんだろう~????
この責任をどう取ってくれるんだよっ?????」
怒りが頂点に達したお客様から
容赦ない質問を浴びせられます・・・・・
しかし、日本人スチュワーデスは
お客様の質問には一切答えず、
足早に機内へと消えていきました・・・・
さきほどの一人旅のお客様が心配そうに話しかけてきました。
「主人が羽田空港へ迎えにきてくれる事になっているんです。
なんとか連絡とりたいのですが・・・・」
日本へ電話をしたいお客様へは
国際電話の使える公衆電話の場所を教えるのですが
公衆電話も長陀の列。
話し相手もいなく、たった一人でこの長い時間を
待っているお客様が気の毒になり
私の携帯を貸してあげました。
怒りの収まらないお客様は
私達旅行会社へ詰め寄ってきました。
「J●Bで飛行機一機だしたらどうですか?」
「H●Sの責任で今すぐ赤ちゃん用のオムツを買ってきてよ。
もう替えのオムツがないのよっ!ミルクも!」
いくら天下のJ●Bさんだって
飛行機1機出せません・・・・
私達は一組一組丁寧に説明するしかありませんでした。
とにかく3時まではどうにもならないのだから・・・・
12時のアナウンスから
3時まで
どんな風に時間を過ごしたのか
はっきりと記憶にありません。
無我夢中でした。
お腹がすいてるとか
眠いとか
疲れているとか
もうそんなのどうでもいいっ
今夜のこの仕事を
まっとうしてやる!!(っ`・ω・´)っ
そう心に誓った私に
な、なんとっっ
更なる悲劇が・・・・・・・.+:。クラ(@O@)クラ゚.+:。
つづく。。。。
早く飛んでくれ~~~~
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