テーマ:☆詩を書きましょう☆(8466)
カテゴリ:詩
本当の想い~何を求めて 南風一 仕事が引けたところで 急ぎ廊下に出たところで 向こうからやってくる彼女とすれ違った 「お疲れさまでした」 そう言っていつものように柔らかな笑顔をして 過ぎて行った 「本当はどう対応すればよかったのだろうか?」 エレベータに乗って そんなことをぼんやり考えた 彼女と出会って4年半になる 彼女は課長から部長に昇進して それでも物腰は4年半のままで相変わらず腰が低い (しかも誰に対してもそうだと思うが) 物言いも姿勢も柔らかで優しい 年齢はもう50歳に迫ろうということだろうから 本当はもっと色気も落ちていいはずだが なかなか20歳過ぎの処女のような恥じらいがある そんな彼女ともあと半年もすれば (私が退職日を迎えるので) おさらばすることになる その日までは今日のように偶然に顔を合わせる機会は まだ何度かあるのだろうけれど 今日みたいに また考えるのだろうか? 「挨拶や笑顔以外に 何をどう表現すればいいのかな?」 きみへの思いはなかなか示せないし 本当のことを伝えるのは難しい (詩集の宣伝) 「青春17切符+1」3月26日発売。 購入は、 こちらからどうぞ 詩が良かったと思う方は 人気blogランキング お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024/09/02 09:21:33 PM
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