南風一の世界

　　　時間が存在しないことの証拠　　　　南風一

無限に流れる時間は存在しない
なぜなら暗黒世界（漆黒の洞窟内や地下空間内を想像すればよい）において
時間は存在しない
時間を測ることができない
時間を測る必要もない

太陽が出て、あるいは日没時でも明るさがあって
人間の活動がある中で
時間は初めて発生する

一年のスタートと終了
太陽の周りを地球が一周するまでの間を一年と定義して
日の出の回数で割って一日の長さとするのは意味がある

そこのところを一秒や一分や一時間を決めて
一秒×６０×６０×２４＝１日
一秒×６０×６０×２４×３６５＝１年
そういう時間には何の意味もない

地球が太陽の周りを一周して元の位置に戻ってくる時間を１年と定義して
植物や動物の生活パターンを深く知るために
１年を３６５で割って一日と定義し
一日を便宜上２４で割って１時間と定義し
一時間を便宜上６０で割って一分と定義し
一分を１００メートル競技のために６０で割って一秒と定義する

そういう間隔の分割という意味で時間を定義することには
意味がある
しかしその場合の時間は決して暗闇で均一に流れるような時間ではない

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