南風一の世界

全3894件 (3894件中 1051-1100件目)

< 1 ... 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 ... 78 >

• 今さら後戻りできない

  　　今さら後戻りできない　　　南風一以前に好きだった人ならまだ望みはあるかもしれない還暦を迎えて好きになるなどということはまず無理だしそんなことは望まないそうはいっても昔好きだったからといってももうそのときと生活状態は違うし家庭と言ったものもあってそんな数十年の歳月とともに作ってきたものをあっさり捨てたり関係者を悲しませたりすることは勿論できるはずもないそういうわけで昔好きだった人だからといってももう一度胸をときめかせたり会いたいと望むことには相当困難なハードルが待ち受けるそういはいってもそんな昔の恋人にそう心がときめくこともなくなって随分久しいし意識的に切なく思うことは難しい（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2020/08/20

  コメント(0)

• 忘れ去られる悲劇

  　忘れ去られる悲劇　　　南風一終戦記念日の朝刊にロシア軍の侵攻から命からがら祖国に戻れた人の話や働き手の父親を戦争で亡くして遺された母と乳飲み子は塗炭の苦しみを舐めたという話が載っているそんな話は確かに理不尽で当人及び関係者にとっては大変な苦労であったと頭では想像できるものの気の毒な話にしか過ぎないそのような家族の哀しみの深さはいかばかりのものだろう？と考えていたら理不尽さという点においては同じようなレベルの悲劇が身近にあったことを思い出したその悲劇は私の父母が亡くなった今ではもう私と姉くらいしか憶えていないから私と姉が亡くなればこの世から永遠に無くなるに違いないそこでその悲劇をここに書いておこうと思う私が小学校４年生の冬の底冷えのする早朝だった母が家の玄関戸をどんどん叩く物音に起きて行ったそのすぐ後だった「ハジメ、さあ起きて。進（すすむ）のおじさんが交通事故に遭って亡くなった。　座敷に寝かすから、さあ起きて」という母の声私は寝ぼけ眼で進（すすむ）のおじさんが布団の上に横たえられるのを見るともなく見ていた色白だったおじさんの顔の額は大きく陥没して頭は血の海だった顔も血だらけで目はつぶれているのか瞼を閉じているのか容易に判別できなかった私は子どもながらにことの恐ろしさを悟ったそれから葬儀までの状況を断片的に憶えている進おじさんは結婚したばかりで女の赤ん坊をおぶった奥さんが「すすむさん、すすむさん・・・」と泣き崩れていた姿が瞼に鮮明に焼き付いている進のおじさんの遺体をぐるりと囲んで母も父も叔母も叔父も押し黙ったまま泣いていた多分みんなが「どうしてこんなことに？」と思っていた誰が悪いのでもないただ進のおじさんと友人が乗っていた車が国道に停車していたトラックに追突して進のおじさんと友人の二人は即死した２月の深夜ということで前方が良く見えなかったのかも知れない遺された女の赤ん坊は養子にやられて新妻はまだ若いからという周囲の意見で親元へ返された今から考えたら赤ん坊を育てていくのは苦しいことではあっても母親が育てていった方が良かったのではないかと今だからそう思うことがある親元に返された母親は結局精神を病んで病院への入退院を繰り返すうちに何処へ行ったのか行方知れずになった養子にやられた女の赤ん坊はすくすくと育って京都大学理学部大学院博士課程に進んで研究生活を続けていたとのことだったが研究中の事故により父親と同じように若くして死んでしまったこういう悲劇が身近にあったのである進のおじさんといい結婚したばかりの奥さんといい女の赤ん坊といい誰も当たり前の家庭生活を送れなかった唯一後日聞いた話だが赤ん坊だった女の子が長じて結婚していたという事実彼女の旦那さんにあたる男性がまた悲しい思いをしたのだろうけれどひと時にしろ旦那さんと幸せな生活を送れたのかなと思えば少し救われた気がする（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2020/08/17

  コメント(0)

• 同窓会報

  　同窓会報　　　南風一一年に一回同窓会報が届く卒業年度毎の会費納入者一覧の名前を見て懐かしい名前を確認する高校に入学したとき同じクラスになって出席番号が前後になってそれ以来の親友の名前二年生のとき体育の授業が一緒になった別のクラスの友だちそして下の名前から推測して昔俺が好きだった女子のような名前を見つけて「今どこで暮らしているのかな？」と思う男子と同じように姓が変わっていない昔のままの女子の名前があって「さて、結婚しても姓が変わらなかったものか？　それとも未婚のままかな？」と思ったりする私の名前に続いて妻の名前が出ているから友だちによっては私と妻が結婚したと理解している者もいるのかなと思う一年に一回夏に届く同窓会報同窓会には全く興味がないけれど同窓会報で級友たちの名前を見るのは懐かしい（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2020/08/16

  コメント(0)

• 母の一生

  　　母の人生　　　南風一母が亡くなって４年が経とうとしている母は亡くなる数か月前にふと口からこんな言葉を漏らした「かあちゃんの一生は何も詰まらなかった」「とうちゃんは早くに怪我して病院生活になるし　生活していくのに追われ通しで　ちっとも楽しくなかった」私は「確かにその通り」と思ったけれど相槌を打つわけにもいかないから黙っていた本当は「こんな孝行息子を持てた母さんは幸せ者だったよ」と心の中ではそう思ったけれどそんなことは母が決めることだから何も言わずにいた８６年生きてきて楽しいことの一つや二つあったと思うが昭和６年生まれだったから少女時代は日中戦争から太平洋戦争の真っただ中で８人弟姉妹の長子だったから「いつも祖母のかわりに子守ばかりやっていた」という話を聞かされていた太平洋戦争が終われば今度は８人弟姉妹を食わせて行くために岡山県の紡績工場で働いた若い頃から私が大学を卒業するまでミシンで手袋ばかりを縫っていた亡くなるまでに縫った手袋の数たるや数千万個から数億個に届くかも知れない確かに生活のために手袋縫製内職に明け暮れた人生だった金をたくさん使うことが「楽しいこと」と定義するなら母の生活は確かに大して金を稼げなかったから楽しい生活は送れなかっただろうだけどお金を使わない生活が楽しくなかったかというと子どもは子どもなりに私はそれなりの「お金を使わない楽しみ」をたくさん体験できた貧乏生活は私の「宝物」となっている（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2020/08/15

  コメント(0)

• 戦争

  　戦争　　　南風一かつて日本もこの言葉のとおりのことを実行した「戦争」という方法で何を解決しようとしたのか？それは定かではない政府や軍部の意志ははっきりしないただ「戦争」自体が目的化してしまってなぜ「戦争」をするのか？その理由は誰にも分からなかった「日本」の「権益」や「利害」を守ると言ったとき「権益」や「利害」といったものがそもそも存在するのか？そういったことさえ疑うことがなかった「市民意識」も「人権意識」も低く自国より劣った（何を指してそう信じていたのだろう？）とみなす国には平気で軍事的な攻撃をしかける米英といった軍事力では自国より圧倒的に優位に立つ国に対しては破れかぶれの道連れ戦法で自滅への道をまっしぐらに突き進む大和魂とか八紘一宇とか歪んだ美意識やスローガンを掲げて一億の日本人を破滅と奈落の底へ着き落としたそれは「東京裁判」で問題とされた戦争遂行責任者は誰か？といった個人的な事象に問題を矮小化するものではない戦争遂行責任者は「徴兵制」を作り前途有望な若者や働き手の男たちを死に追いやった「日本国」であり沖縄を前哨戦と位置づけ本土決戦を実行しようとした「日本国」であるそのような「日本国」の戦争体制に協力した者たちの全部であるそういえば恐らく大人から子どもまで当時の「日本人」の全部が「戦争協力者」であるという結論になる市民たちは「いや私たちは騙されていただけだ」「悪いのは無知な国民を騙した政治家や軍人であり戦争に協力した地方自治体や教育者たちだ」と言うに違いないことほど左様に市民というものは日和見主義者であり自分の利益になると判断する場合には「戦争」でも何でも協力するものである「戦争」という現象も自分たちが生きていくためには避けて通れない感染病のようなものでありこれに巻かれることを拒めば「非国民」と言われて村八分にされてしまいかねないここは強い同調圧力を拒むよりも何喰わぬ顔して協力する方が周囲とも波風が立たないその場合自分の家族の命が奪われることも仕方ないと受け入れる本来「職業軍人」でもない「一般市民」が空襲や原爆で殺されることも「犯罪」と受け止めることなく「戦争」だから仕方ないと受け止めるなんともお人好しの国民それがつい昭和時代の前半までに日本国に生まれた人たちの常識的な「おつむ」の実態であった（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2020/08/12

  コメント(0)

• きみが永遠に愛されるためには

  　　きみが永遠に愛されるためには　　　南風一きみがいつまでも愛されるそのために必要十分な条件って何？それはきみが「女」を捨てることだって「女」という理由で愛されたのなら男から愛撫された身体も舌や唇で吸われた性器もいつかきっと男から飽きられる「色香」も年を重ねる度に衰えて行くところが「女」という理由ではなく「某子」という「人格」で愛されたならその人格が続く限り男から飽きられることはないきみが愛されるためには「女」ではなく「人」として魅力的でなければならないそれでも「人格」なんてものは外から見えないから「外見」ばかりが幅を利かせることになる（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2020/08/09

  コメント(0)

• 出会い

  　出会い　　　南風一もし「単なる友だち」になっていなければ学校帰りの街角で偶然鉢合わせしたくらいで何のてらいもなく手など振って笑顔を投げる事なんてとてもできなかっただろうそれが証拠に求愛真っ最中の彼女と街角で偶然出会ったときなんか隣りにいる男に不信感を抱いたりたとえ彼女が一人であったとしても彼女の方も俺もこちこちに固くなって気の利いた言葉一つ交わせなかったなぜそのときの二人の関係次第であんなに違った行動になってしまったのかな？俺としてはくったくない笑顔を交わしてバイバイと手を振っている方が楽しかったのにね（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2020/08/07

  コメント(0)

• 後悔しない

  後悔しない　　　　南風一過去を振り返って悔やんだところで何の利益もないので悔やまないそれが私の信条と決めていたそれでもふと中学校を卒業するときもう少し辛抱出来ていたら好意を寄せていた相手から卒業の言葉を求められたからと言って有頂天になることがなかったらもう少しそれまでと同じようにクールに控えめであったなら事態は違っていたかもしれないそう考えることはあるでもそれもやっぱり後戻りすることが出来ない仮定の後悔に過ぎないからそういう可能性もなかったものと割り切ることにした（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2020/08/07

  コメント(0)

• 新型コロナで分かる日本社会の「模範的な」創造的人材

  新型コロナで分かる日本社会の「模範的な」創造的人材　　　南風一新型コロナの新規感染者の増加が止まらず全世界の国家・国民の創造力が試されているある政府・社会はワクチン開発と治療薬開発に力を注ぐある政府・社会はとにかく感染者の増加にストップをかけることに注力するある政府・社会はある程度の感染者の増加には目をつぶってとにかく事業者に金が回ることに注力する感染者数の増加を抑えるために奇策やノーベル賞級の新規方策があるはずない愚直にウィルス感染を抑え込むためには既に言い古された３密（密室・密着・密集）回避を徹底する以外にないところが政府も国民もこれを徹底することができない結果新型ウィルスの新規感染を抑えることができない日本においてはコロナ感染のＰＣＲ検査数が少ないので検査数の増加に比例して新規感染者数が増えている既に新型コロナに感染済にもかかわらず無症状のまま他人に新型コロナを感染させてしまった人たちも大勢いる可能性もあるそんな無症状感染者はＰＣＲ検査の対象者になることがないから新規感染者としてカウントされることはないこのような日本社会の状況から推測されるのは実際には政府・自治体が公表する新型コロナ新規感染者数は相当低く出ており実際の感染者は相当多いのではないかという予想であるこの予想を証明するには全数検査を実施するしかない片っ端から日本国民をＰＣＲ検査するしかない既にＰＣＲ検査を実施した者でもその後に新型コロナに感染するケースもあるから一度ＰＣＲ検査をやったからと言って安心できない結果「イタチごっこ」という事態に陥ると予想されるこのような新型コロナ感染事態に対して政府・社会はどう対処すればよいのだろう？「新型コロナと共存する」という割り切った姿勢で社会生活を続けるこれしかないのであれば感染者数の変動に合わせて感染者の治療体制に万全を期すくらいしか方法がないから医療施設と医療従事者の体制整備とバックアップを図るただしこの場合でも新型コロナに感染した者が無症状や軽症だからといって「今後どんな後遺症が発生するか？」は誰にも分からない日本の政治家や官僚が考える「重症者数が少ない」とか「高齢の感染者が少ない」、「重症患者用ベッド数が逼迫していない」から大丈夫という話は無責任過ぎて指定感染病という病気に対する姿勢としてとても許容できるものではない日本の最高学府を卒業した者たちが集まって知恵を出してもこの程度の対策しか取れないこのような人たちが文部科学省に対して大学教育を改革して創造的な人材を輩出させよというのはもう笑い話以外の何物でもない文部科学省の官僚たちが「こういう新型コロナ感染社会に人々はそれぞれの立場でどんな生き方をすればよいか？」という問題に、「模範的な創造的人材ならこう考えたり・行動する」という模範解答を公表して欲しいものである（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2020/08/02

  コメント(0)

• 一橋大学及び東工大大学院の合格方法

  一橋大学及び東工大大学院の合格方法　　南風一 有名予備校に通うとか名門高校に入学することが一橋大学や東工大大学院へ進学する近道であることは確かであるなぜなら有名予備校や名門高校に通う学生には一橋大学や東工大大学院へ進学する者が多いから「朱に交われば赤くなる」という諺の通り友人たちが優秀ならば切磋琢磨して自分でも気付かないうちに学力が一橋大学や東工大大学院へ進学するレベルに上がっていたということもあるにはあろうその場合でもそのレベルに最小限の時間で到達する方法は何かという最適問題を解くことに変わりはない要するに現役生にとっては高校３年間のうちに浪人生にとっては１年間のうちに一橋大学や東工大大学院の試験に合格するレベルの学力を身に付けることであるこの試験に合格する学力というのは試験科目や合格点に拠るから自分が得意とする科目で受験した方が高得点が期待できるから自分の得意科目で勝負できるかどうかが一番重要となってくる一橋大学や東工大大学院は「数学」が得意な者にとって間違いなく合格できる大学である「数学」で満点とれれば「英語」やその他の科目は標準点くらい取れば間違いなく合格できる一橋大学ならば「数学」が４問中３問できれば「英語」の取りこぼしがなければ合格できる東工大大学院ならば「数学」と「統計学」と「経済学」の素養があれば一橋大学から合格可能である「数学」の学力を上げるには高校数学の公式や定理を覚えることなく基本的な定義式からすべてを導き出せるように練習を積んでおくことであるそれと受験の数学の問題には解法のパターン（定石）というものが間違いなく存在しているのでこの定石は使いこなせるようにしておく必要がある受験の点数は所詮「決められた時間」内にどこまで「正しい解答」を導き出せるかという最適問題を解くことに帰着するこの最適問題に対する解は「すでに存在する有限解答」に「正しい方法」で「最短時間」で到達できるかにかかっているこの最適問題に対する対処方法は「すでに存在する有限問題」を「正しい方法」で「最短時間」で解く練習を繰り返すこれしかない「英語」や「物理」もしかりすでに存在する問題に対して「最短の時間」で「正しい」解答に到達できる練習を繰り返すことである日頃の練習は運動と全く同じように実際の試験本番に当たり期待通りの成果をもたらしてくれるそれが私の受験の必勝法である（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2020/07/31

  コメント(0)

• 日本国民の不幸

  日本国民の不幸　　　南風一これまで安倍晋三首相には最初から期待していなかったから森かけ問題にも財務省決裁文書改ざん問題にもさくら問題にも検察庁法改正問題にも新型コロナ対策にもだらしないのは当たり前で特に何とも思わなかったしかし新型コロナの新規感染者数が首都圏はいうに及ばず大阪等近畿圏や愛知等中部圏や福岡、鹿児島等九州北海道等と全国で緊急事態宣言が出た頃の一日あたりの新規感染者数をオーバーし始めたにもかかわらず医療体制は逼迫していないとか重篤患者数は少ないとか余裕をかまして特別な手立てを取らない他方でＧＯ　ＴＯ　トラベルというわけのわからない需要喚起策らしき政策を開始した政府がこんな態度でいいのか？国民の生死にかかわることではないか？経済が優先されて新型コロナに感染するかしないかは自己責任なのか？国民には税金を課しておいて新型コロナというウィルス感染の責任を国民の側に押し付けるのか？さすがにこんな男が日本国の首相に居座っていることに絶望感を感じたこの男の無策が我が身に降りかかってきたからだ税金を払うくらいは何とも思わないけれど命まで持っていかれるのは御免だからね（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2020/07/25

  コメント(0)

• ウィルス、気象そして絶望

  ウィルス、気象そして絶望　　　　南風一ウィルス感染者の増減に関係なく毎日仕事があるからその分には何の不満もないところがウィルス蔓延とは関係なく今年の長梅雨と大雨にはうんざりする今年の夏はもう吹っ飛んでしまったこの調子で来年は東京オリンピックが吹っ飛ぶのだろうけれどこんな事態を誰が予想しただろうか？天に唾しても仕方ないことだが少なくとも今年の長梅雨はインド洋の海水が高温となり上昇気流により偏西風が大きく蛇行し梅雨前線の長期停滞をもたらしたこの点は地球温暖化が原因と思われこのまま温暖化が進めば毎年同じ気象現象が起きるということになる近年の異常気象は地球温暖化が原因の一つかも知れないと考えない政治家は本当に異常と思う二酸化炭素を排出する化石燃料を使った火力発電所をコストが安いとか発電所の減価償却後の延長使用は収益寄与が大きいという理由で継続使用し続けるのは地球気象を人質に商売をやっているようなものだ（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2020/07/24

  コメント(0)

• のほほーんとした３か月

  のほほーんとした３か月　　　南風一ある女性にとっては３か月の派遣契約の満了を意味する同じ３か月が私にとってはＧＷの前から続くコロナ関連の仕事の延長線上の期間にしか過ぎなかった私が３月下旬近くから始めた仕事の一端を途中から担ってくれた７人のうちの1人その意味からすれば有り難い助っ人だったから名残惜しいに違いない次の働き先はまだ決まっていないとのことだがもし幸運にも私が勤めていた会社のパートに採用されたならまた持ち前の明るさで自然体で働き続けて欲しいこれから出産とか大変なことが待っているけれどめげずにしっかり生活して行って欲しい（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2020/07/23

  コメント(0)

• 友だちの母親

  友だちの母親　　　　南風一もう母も友だちの母親も亡くなったから書いてもいい頃だろう私が中学生のとき学校がテスト期間中で早く終わったので学校から早く下校しているときだった夏の暑い盛りで焼けた道路の上を歩いていたので体中から汗が噴き出ていたと思う広い農協の敷地に沿った田んぼ道から出て道路道を横切るところだったすぐ前に一台の車が止まって窓から近所の友だちの母親が顔を出した「南風くん　暑いから　さあお乗りなさい」と声をかけてくれた「いえ　歩いて帰るので結構です」そう言ってまた歩いて行こうとすると友だちの母親は車から出て来た「遠慮しないで　さあ　早く乗って」と私の手を握ろうとする私は仕方なく友だちの母親の車に乗った私が車に乗るのを遠慮した理由は汗をかいてシャツやズボンが随分汗臭いことになっているからそんなむさ苦しい姿では迷惑だろうという単純な理由だった友だちの母親はまだ４０歳そこそこのかなりの美人だった車に乗ると香水のいい香りと女の甘酸っぱい匂いがして私はどぎまぎした助手席に乗ったので友だちの母親の夏服の胸元から大きな乳房の膨らみと胸の谷間が覗いた薄いワンピースのスカートから覗く脚の形と白さは随分悩ましかった家に着く頃にはズボンの股間が固くなって私が車から出たときにはズボンの前がかなり盛り上がっていたのは誰の目にも明らかだった「ありがとうございました」と私がお礼を言ったとき「南風くん　今度はうちにも寄っていってね」と友だちの母親は微笑を浮かべた私のズボンの股間が大きく膨れていることに気付いていたと思うが特に何も言わなかったその後も友だちの母親には何度か車に乗せて貰ったと思うが特に何事もなかった友だちの父親は地元の役場に勤めていて私が高校に進む前に心臓発作で亡くなった友だちと私は高校で同じクラスになったのでその後も私の母と友だちの母親の親しい関係は続いた私と友だちは二人とも東京の大学に進学しそちらで就職したしばらくして私は故郷に戻り友だちも遅れて故郷に戻ったと風の便りに聞いた私の母は認知症になって病院で亡くなった友だちの母親も独り暮らしになって施設に入った後亡くなったと聞いた心の中ではつい先日の事柄と思うけれどあれから随分日が経ってしまった（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2020/07/19

  コメント(0)

• 子宮と膣

  　　子宮と膣　　　南風一 ４時間の外科手術が終わって執刀医から妻の身体から切り出された子宮と膣を見せられた小さな袋は３人の子どもたちを産み落とした袋と思えば随分儚い肉の塊のように見えた膣も剥ぎ取るのに苦労したようだがこれが妻との性交の証だったと思えばこの肉塊が妻の身体からなくなるというのも随分淋しい気がした（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2020/07/14

  コメント(0)

• せっくす

  　　　せっくす　　　南風一 妻が子宮脱落の手術で入院した子宮を切り取り膣を縫うのでもうセックスはできないというそれが理由でもないけれど可愛い同姓の女性課長さんとセックスしたいなあと思う職場の人たちに悟られることなくその後も何も変わる処なく彼女とセックスする方法ってないのかな？彼女の方が俺からの申し出を快く受け入れてくれることが大前提だけれどねそんなことありえないか？（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2020/07/13

  コメント(0)

• 代替品

  　　　代替品　　　南風一本命がうまく行かなかったからといって代替品を受け入れることはできるか？昔ならばそんなことはありえないと思っていた次に好きになった女と暮らしてみると意外に「本命なるもの」の意味は果たして何だったのかな？と「本命」と決めていた自分の胸の内の方が嘘偽りだったような気がしてきた今生の恋人と思っていたはずの相手が実は　「私の願望」にしか過ぎなかったと悟ったときの落胆はいかばかりのものか？最初からそれほど好きじゃなかったただ好きと思い込もうとしていたそれだけのことに過ぎないけれど４０年が過ぎてようやくそのことに思い至っている未熟な熱情のままに突き進むことがなくて良かったと胸を撫で下ろすとともにもしそのまま突き進んでいたなら良くも悪くも今とは違った人生があったのかもしれない今の人生の方を選択して良かったとそう思っている（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2020/07/11

  コメント(0)

• 惹かれる

  惹かれる　　　南風一再就職して３か月が経過私と同じ姓の女性課長さんがいて彼女の祖先はその昔私の祖先とつながりがあったものか私はどうも彼女の顔立ちや姿に親近感というか魅力を感じてしまう同姓という要素を差し引いてもやっぱり彼女は女性らしい魅力がある電話で話している様子や部下の人たちとの会話を聞いていると本当にこんなにやさしい会話でいいのかなと感じてしまうそれでもこれまでまたこの３か月間でも何事もなく首尾よく日常が過ぎているのだから彼女の手腕たるや立派なものに違いないなんか可愛い女性と感じてしまう（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2020/06/26

  コメント(0)

• 掌の幸福

  掌の幸福　　　南風一他人の役に立つことこそ自分の幸福に違いないそういう意見に異議はないところで定年退職して業務成績を問われない仕事に就いて月曜から金曜日まで決められた仕事をただ誠実にこなすことだけが日々の日課に過ぎない中で安全機能が充実した車を買って土日に妻を買い物へ乗せて行ったり母から相続した畑や土地の様子を見に車に乗って出かける他愛ない行動に過ぎないけれどそんな勝手気ままな暮らしを確かにこれまでやって来なかったそれだから今そんな暮らしが気に入っている（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2020/06/14

  コメント(0)

• 辛抱

  辛抱　　　南風一６０歳を過ぎると１週間の固まりが１日の如き単位に思えてくるから不思議なものだ新型コロナの影響により新車の納期が遅れに遅れたからと言って怒っちゃいけない何事も辛抱が肝要人に原因があるのではなくウィルスに原因があるのだからウィルスに怒ったところで仕方がない糠に釘だから最初から諦めが肝心そういうわけで車の納期までの単位を一週間で考えることにすれば本来ならば３か月は９０日というところが週間単位に換算すれば１３単位に過ぎないあと１単位で納車となるから７日なんてあっという間車を発注してから１３単位で届くことになるのだから随分早いものだそう思い込んでしまうのが精神衛生上もいいんじゃないの？呆れてものが言えないときの思考法でもあろう（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2020/06/07

  コメント(0)

• コロナ禍

  コロナ禍　　　南風一３月下旬に車を売って新車を注文したのに車はやって来ない当初ディーラーは出来れば連休前と言っていたくせに連休前には「予定通り」連休明けという連絡に変わって連休があければコロナの生産調整のため５月下旬出荷予定と言ってきた５月下旬がきたら検査や登録のため６月９日以降の引き渡しになると言ってきたやれやれコロナにはもう懲り懲りだ車はいつになったら来るのだろう？ディーラーやメーカーを恨んでも仕方ないただ３月中旬にはもうコロナが流行り出していたのにやすやすと車を手放して安易に新車を手に入れたいと考えた自分の浅はかさが憎い（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2020/06/02

  コメント(0)

• 幻想と逃走

  　　　幻想と逃走　　　　南風一俺の一生ってのは結局「恋した」という幻想に始まり身勝手な「幻滅」を理由付けにしてきみから逃げたってことたったそれだけの「人生」だったってこと最初から「逃げる」ためにきみに恋したようなもの成就することなんかこれっぽっちも信じていなかったのになぜきみのことを「好き」になったのだろう？（いや好きになった「振り」をしたのかな？）幻滅することなんか初めから知っていた最後に「逃げる」ことも最初から知っていたそれにもかかわらず「好き」だなんてきみのことを何も知っていなかったのに「結婚してくれ」なんてよく言ったものだと今だから思う立派な詐欺師だよく結婚しなかったものだと思う最初から「好き」だったのかな？それも「嘘」だったのかも知れない俺の人生って何だったのだろう？（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2020/05/03

  コメント(0)

• 団塊の世代

  団塊の世代　　　南風一もてはやされた団塊の世代も７５歳を過ぎて新型コロナ感染の有無を問わず櫛の歯が抜けて行くようにぽろぽろ亡くなっていく身近な人たちが現れたそれだけ私自身も歳を重ねたという証左であろうとも思う大学時代の恩師が亡くなって５、６年になる母が亡くなって３年先週は叔父が亡くなったこんな調子でこれから訃報の知らせを頻繁に受け取るか自分の訃報が来ているのだろう（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2020/05/03

  コメント(0)

• 沈丁花

  沈丁花　　　南風一ヒトより植物の方が命は長い３年前に亡くなった母から家を建てた折に貰った沈丁花の植木その木が台風の大風で根元から倒れて枯れ出したので仕方なく木の枝を瓶に差して置いたそれから５年は経ったかな昨春鉢植えに移しておいたところ今春枝からようやく新芽が出て葉っぱを付けた何処にでもある沈丁花の木に過ぎないけれど母から貰った植木の遺伝子を継いだ沈丁花はこれ一つしかない母の実家にも沈丁花の木はなくなってしまったから私の自宅の植木鉢の枝が母の手から伝わった唯一の木といえる母は亡くなってしまったけれど母から貰った沈丁花は再び蘇って命を継いでいく（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2020/04/12

  コメント(0)

• 卒業

  　卒業 南風一好きな女の子が送って寄こしたサインそれに気付いていながら逃げてしまった男そんな男に今さら彼女のことを好きだったなどという資格はない彼女は１才年上の１８才２月下旬だったから彼女が卒業を控えていることは分かった電車のホームを見ると一人だけの彼女の姿いつもなら彼女と一緒にいる友だちがいない私はとっさに「これは、まずい」と直感して身を隠すように１両目の電車に乗り込んだ彼女は電車が出発する直前までホームに立っていたと思うが私はその姿を見ていない電車が出発して２駅目が彼女の降車駅電車が止まって出発した後駅のホームを見ると彼女の後姿が見えたように思った私は彼女に悪いことをしてしまったという後悔の念に襲われた彼女にその後のことを語り合うことはできなかったにしろ「卒業おめでとうくらいは言ってあげれば　良かった」と今でも思う（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2020/03/29

  コメント(0)

• 殺し文句

  殺し文句　　　南風一女性セールスマンは殺し文句をさらりと言ってのける「大阪女性の私としては　いつもこうしてお客様を相手に仕事をしていると　嫌な人もいてその場合でも仕事なので仕事はします。　でも南風さんは感じがいいのでぜひ頑張りたいと思うのです」「ついては　本部は６５万と言っていますが私に決めて貰えば個別に買いたいという人が例えば８０万円で買いたいと言えば売値は８０万円になります」「ぜひ私に決めて貰えば頑張りますので任せて貰えませんか？」それ！それ！女性セールスマンはちょっと可愛かったのでぜひ申し出の通りにしたかったがまだその後に別の見積もり業者４社がやってくるその話を聞かずに１社目で決めてしまうわけには行かなかったちょっと順番が早過ぎた（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2020/03/17

  コメント(0)

• ３月４日の思い出

  ３月４日の思い出　　　南風一以前はひな祭りの日前後に国公立大学の入学試験があった試験が終わっても私学の入試結果の発表があったので３月５、６日まで東京に留まっていた私は幸いに早稲田に合格したので「桜咲く」と電報を打った翌日慶応の発表があったがこちらは英語か数学の出来が悪かったので落ちたその後幸いに国立大学に受かったのでそちらへ進学したそのとき泊まった県の宿泊施設も今春には営業停止するという今は少子化で高望みさえしなければ何処かの大学には進学できるという但し進学後の親の経済的負担は相当に大きい私はもう子育てが終わって今度は子どもたちが孫を育てる番なので気楽な身の上もう父母は亡くなったけれど姉や私を育てるのは大変なことだっただろうと今さらながら想像し父母に感謝しているyoutubeの視聴はこちらから（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2020/03/04

  コメント(0)

• ある老人の会話

  ある老人の会話　　　　　南風一今から４４年前の電車の中で聞いた会話なぜこんな昔の他愛ない１老人の会話を憶えているかというと・・・その日はちょうど学期末テスト期間だったため学校は早めに終わったまっすぐ駅へ向かった電車に乗り込んだところが私の好きだった彼女も電車に乗り込んできて隣りの悪友が彼女のことを知っていたため私の肩腕を盛んにつついて来たその頃の電車は座席が長椅子のようになっていて彼女は私たちの斜め前にこちらに向かって座った悪友が盛んに「おい」と言って私に合図を送るものだからすぐ前に座っていた中年女性がそれに気づいて少し微笑んでいる彼女の方は私に気付いているくせに黙って下にうつむいている彼女とは１回一緒に下校する話を断わられたもののその後大学に進んでからデートする機会ももてる間柄になれたのでここではその話はしない話を本題に戻そう彼女が始発駅から２駅目で降りたあと乗客がだんだん少なくなった少し離れたところで老人がちょっと隣のおじさんにけしかけるような話をしているのが聞こえた「老人なんか先が短いのだから　そんな老人に使うお金があったら　若い人に使った方がよい」と言っていた隣りのおじさんは「まあまあそうは言っても」と老人をなだめていた老人が自分の不利益になるような言葉を吐いていたのでふと耳をそば立てたのだった今から考えると老人は生活保護を受けるかアル中で病院代が払えないそれで民生委員か役所の職員が付き添って病院へ行っていたという感じだったすでに４４年前に老人が国の借金財政を心配するということはありえないからその老人は純粋に老人に医療費をかけるくらいなら若者の教育費に使ってくれという趣旨だったのだろうと想像するアル中気味の老人だったがその頃の老人はしっかりした見識を備えていたものだと今にして思うその当時自虐気味に聞こえた老人の挑むような言動が実は現在最も老人に求められている見識なのだと当時の高校生が還暦を迎えてようやく納得しているyoutubeはこちらからどうぞ（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2020/02/25

  コメント(0)

• 沈丁花

  沈丁花　　　南風一沈丁花は３月中旬に咲くものだと思っていた今日散歩していて２月２１日にすでに民家の庭からよい香りを漂わせていることに気付いた浪人していたとき好きだった女の子が大学に落ちたことを電話してきて私が自転車で駆け付けたことあのときは３月１０日頃だったかな私の方は一足先に合格発表があって私は第一志望に合格したあのときからだった好きだった女の子と私との関係が始まってそして終わったのも始まりからしてあんな悲しい電話からだったものね母の方の思い出は家の裏庭に咲いていた沈丁花を挿し木して貰ったもの我が家の庭で随分大きくなったけれど台風で木が根元から倒れてしまった枯れていく木の枝を挿し木したものから今年やっと新芽らしきものが出ている１年に１回だけ春先に沈丁花は昔の様々な思い出を現在のことのように思い出させてくれる（youtube動画の宣伝）こちらからどうぞ（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。購入は、こちらからどうぞ

  2020/02/21

  コメント(0)

• 女

  　　女　　　南風一寝惚け眼をしていようが仏頂面をしていようが絵になるのは20歳くらいまでかなその肢体の美しさと愛らしさはいい男を掴まえて子どもを作るための自然の摂理なのかな俺が１７、８の頃やたら１７，８の女子に魅力を感じてしまったのもそういう事情によるのかも知れない歳をとったら若い女の子の肢体に魅力を感じるのはただのエロジジイに過ぎないかyoutube動画は、こちらから（恋の残酷）（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2020/02/14

  コメント(0)

• 『恋の残酷』bｙ南風一

  『恋の残酷』　　　ｂｙ南風一 高校１年生の正月明けだった学校から帰ってみると見知らぬ人から手紙が届いていたＯ市と書いてあったから思い当たる節はあった果たして手紙を開けると予感は当たっていた「彼女の」お兄さんからだった彼女のお兄さんは大学生で正月にＯ市に帰省していたらしい妹思いの兄が書いた手紙を読んで私は彼女に対する想いもさることながら妹思いの彼女のお兄さんのやさしい兄妹愛と善良な家庭環境を感じてあたたかな心持ちになった「いいお兄さんだな」と思った前置きはそのくらいにして本題に入ろうさて、私と彼女が知り合ったのはこれ以降は以下のyoutube動画に入れてますので、ぜひそちらでお読みください。視聴は、こちらから視聴は、こちらから（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2020/02/11

  コメント(0)

• 気力

  　　気力　　　南風一誰もいないのに誰か人の気配を感じるときがあるそんなときは身体から離れた人の想いが近くに来ているのだと思う自分でももう眠たくてたまらないのに気力だけで立っているときあるいは体調が優れないのに代わりの人がいなくて気力だけで忙しく立ち回っているときその気力が途絶えたとき既にその人は死んでいる（youtube動画の宣伝）詩画集「異国のお姫様」（そのＩ）２月５日リリース済．10編で9分弱です。詩集を著者自身が朗読、新たに詩画を作成しました。詩文字＋画+朗読＋バックミュージックの四重奏です。無料ですので、ぜひご視聴ください。詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2020/02/09

  コメント(0)

• バレンタインデー

  バレンタインデー　　　南風一その時限りの恋といったものもあるそれは私が高校１年生の冬だった翌日がバレンタインデーとかいうことは念頭になくてただ霙混じりの冷たい雨が降る中学年末試験の期間中だったと思う授業が引けて校門を出て駅へ向かって歩き出すとすぐ前を冷たい雨に濡れながら歩いている女学生がいるその前を友だちと思われる３人くらいの女学生が一つの傘をさして押し合いへし合い歩いているどう見ても一人だけ傘からあぶれた女の子は可愛そうに見えた髪が長くその髪は濃かったけれどやっぱり霙の雨に濡れて冷たかろう私はそもそも余計なお世話だと言われるかも知れないと思って特に傘など無用だろうと思った彼女たちを抜かない程度にゆっくり歩いた「さて　どうしたものか？」「このまま自分の歩幅で歩けばそのうち彼女たちを追い越してしまう　そのとき一人傘からあぶれている女の子に傘を差し出すべきかどうか？」自分が濡れることは全く平気だったコートを着ているし帽子もかぶっていたから雨に濡れるといっても冷たいわけではない一方女学生の方は長い髪が濡れて冷たそうだ「ここはやはり男としてこのまま平然として素知らぬ顔して追い抜くということはできない」そこで私は歩道橋を降りたところで一人濡れていた女学生に追い付いてしまったので「もし良かったら傘をどうぞ。私はすぐ電車に乗るので構いません」と傘を彼女に渡してそのまま格好よく走り去ろうとした彼女は「あのう。お名前は？」と聞くので「７組ミナミカゼといいます。教室の前の傘立てに返して置いて貰えばいいですから」　それだけ言って、まさしく風のように立ち去ろうとした後ろの方から彼女の前を歩いていた３人の女学生たちの騒ぎ声も聞こえたそこで翌日の話になるのだがその当時土曜日は学校があって翌日土曜日はちょうどバレンタインデーだった一時間目の休憩時間にクラスの女友だちの一人が「南風くん　廊下に○○さんたちが来ているよ」と知らせてくれた廊下に出てみると昨日傘を差し出した女学生が立っていた「昨日は傘をお貸しいただきありがとうございました　おかげ様で助かりました。それから、これは心ばかりのお礼の品です」とか言って何やら四角い包みを差し出すではないか私のクラスの悪友たちはやんやの喝さいを浴びせるし照れくさかったので私は黙って傘と包みを受け取った家に帰って包みを開くと可愛いチョコレートケーキが４～５個入っていただろうか疲れて机の上に置いたまま寝ていたら姉とたまたま遊びに来た叔母に食べられていたそのあとチョコレートケーキを貰った彼女とは電話で一回話した切りかなそれから２年間同じ高校に通っていたはずなのに廊下ですれ違った記憶もないちょっと残念な思い出（youtube動画の宣伝）詩画集「異国のお姫様」（そのＩ）２月５日リリース済．10編で9分弱です。詩集を著者自身が朗読、新たに詩画を作成しました。詩文字＋画+朗読＋バックミュージックの四重奏です。無料ですので、ぜひご視聴ください。詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2020/02/08

  コメント(0)

• youtube詩画集（動画）のリリースについて

  （youtube動画の宣伝）詩画集「異国のお姫様」（そのＩ）２月５日リリース済．10編で9分弱です。詩集を著者自身が朗読、新たに詩画を作成しました。詩文字＋画+朗読＋バックミュージックの四重奏です。無料ですので、ぜひご視聴ください。（youtube動画の宣伝）こちらからどうぞ

  2020/02/06

  コメント(0)

• 風呂掃除

  風呂掃除　　　南風一サラーリーマン時代には温泉は別にして風呂で寛ぐという発想は湧いて来なかった時間に追われていたので仕事から帰って急いで晩飯を食べて後は寝るために急いで風呂に入るという具合だったところが定年退職して私が毎朝　風呂掃除の当番をやってみると意外に風呂に対する意識が変わってきた浴槽をピカピカに磨いたり洗い場やマットを洗剤で洗ったりしていると夜　風呂に入ったときの寛ぎ感が全然違っている風呂にゆったり入るために毎朝きれいに風呂洗いをするようになった（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2020/02/06

  コメント(0)

• ソックス

  ソックス　　　南風一ソックスとかけて何と解く？ 「人生」その心は？気が付けば破けている「破けている」にも色々な意味がある足にはいているのが当たり前すぎてソックスなんぞに気が回らない毎日当たり前にはいているが破けているのに気付いてソックスを脱げば冬の床の冷たさが身に染みるそこでソックスの有難さに気付くとか人生は晴れの日ばかりで成り立っているわけではないソックスのように日常生活の基本に埋没して普通に暮らしているときには何の意識にも上がって来ない破れてみて初めてその役割の重要性を知る人生がうまく行かなかったという意味もあろう実は自分の人生ってソックスと同じだったんだなんて定年後の風呂洗いをしていて長靴の中に水が入って濡れたソックスを脱いだところで初めて気付くとか人生は当たり前すぎることから成り立っている（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2020/01/28

  コメント(0)

• 学者の優劣

  学者の優劣　　　　南風一文化勲章を貰った学者が偉くて貰えなかった学者が劣るわけではない私のゼミの先生はその道の専門分野では知る人ぞ知る立派な業績を上げた先生だったが生涯　栄誉的なものとは無縁だったアメリカの大学から公演を依頼されて喜んでいたアメリカまで行ったものの脳梗塞で倒れて奥様が難儀したという話を聞かされたことがあるそんな先生は日常些事に疎く地方調査の折に二人で待ち合わせて小さな田舎の城を訪ねて夜一緒に飲んだ折に無邪気にアメリカに留学した折に米銀に放置した預金口座をどうすれば解約できるかと相談された一方昨日の朝刊に訃報が出ていたＳ先生は政府の委員会委員長を嘱託されたりしていた学士院賞を授与された立派な先生だった死んでしまえば他人を羨むことはないし自分の身の上を儚むこともないだろうが７６歳という年齢は少し若すぎるし惜しい気もする亡くなってしまえばこちらの先生が偉くてあちらの先生が偉くないというそんな見方は存在しなかったし馬鹿げているものの見方だと分かるどちらの先生にもお疲れさまと伝えたい先生は息苦しい世の中でよく学会の偏狭な世界で研究に勤しまれましたあの世でも元気にご活躍ください合掌（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2020/01/18

  コメント(0)

• 戦力外通告

  　　　​戦力外通告　　　南風一​定年退職というのは思っていたより酷だった再雇用で残った方がどれだけ良かったかと思わないこともない（これが何か人の役に立っているという幻想の上に忙しく日々立ち働くことで　ようやく人生の価値を認識できるようなサラリーマン根性に根付くものである　ことは百も承知のうえで）一日８時間、週５日の合計40時間働くことの意義はあるのだろうか？暮らしを立てるためには仕方ないではないかという意見があろうでは出費を抑えて年金生活まで退職金を食いつぶして暮らすという流儀はどうだ？何かもっと年老いて身体が思うように動かなくなったとき果たして医療費も含めた生活介護費が確保できなくなるのでは？と心配して身体が動くうちは働いてせっせと貯蓄に励むという暮らしを推奨しているのが政府に違いないこのまま１０００兆円を超える赤字国債が減少していくという見通しはまず考えられなくて恐らく５０年内には財政破綻して年金も医療制度も吹っ飛んでしまうと思うそれからすればあと４年もすれば年金を貰えるという見通しは雲散霧消するかも知れないという恐れは確かにある赤字国債を発行できたという事実が直ちに将来に財政破綻が起きないことを意味しないもうすでに日本政府が１０００兆円を超える赤字国債を返済する気がないことは累積的に赤字国債を発行し続けている事実からして推測可能である財政赤字に責任を持たない政府がなぜ毎年予算を作って行政サービスを提供し続けているのだろうか？と不思議な気がする国民は国民でそんな財政赤字によって現在の行政サービスを先食いしておいて将来世代に何の負い目も感じないのだろうか？現在生きている自分たちが積もり積もった赤字国債を返済する立場にはないというのが現在の大人たちの大方の見方なのだろう米国の経済学者は、現代金融理論において日本政府はとにかく１０００兆円の赤字国債を発行できていて、国債価格の暴落といった事態も起きていないので、財政ファイナンスできていると評価する。財政ファイナンスできていることと将来的に財政破綻が起きないこととは、何の因果関係もない。だから財政破綻が起きるときは起きるそのとき日本国民は年金債務をチャラにされ国民皆保険と言われている健康保険制度が崩壊したとき国民の暮らしはどうなるのだろうか？かつて太平洋戦争時に塗炭の苦しみを味わった日本国民が空襲被害の補償を国に求めた裁判では、国民が等しく同じ苦しみの境遇にあったのだから一部の国民だけが補償対象になるという論理は肯定できないという理由で、戦争中の被害補償は門前払いされたこれと同じように財政破綻から行政サービスが止まっても無い袖は振れないから戦争時と同じように国民は等しく同じ苦しみを甘受すべきだという論法にて誰の責任も問われないのだろうなかなか日本国民というのは江戸っ子気質が染みついていて宵越しの銭は持たないという気質はよいとは思うがことが１億国民の生活に影響する事態についてはもっと思慮深くあって欲しいと望むのは定年退職で失業した者の杞憂に過ぎないというべきか     ​        ​               （詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。                                          購入は、​​​​​                        ​ ​​​​​こちらからどうぞ​詩が良かったと思う方は​​​人気blogランキング​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​ 

  2019/12/30

  コメント(0)

• 日常

  <p>　　日常　　　　南風一 これまで一日の色は平日か休日しかなかったその中間の失業状態の色はちょっと難しい 一日中趣味で埋められるほど裕福ではないから何かアルバイトを始めなければと思うしかし学習塾といえども高校数学となれば講師が本当に学生を教えることができる実力を備えているかしっかり見極める必要があるよって講師を希望する者は試験をされるからそれに備える必要がある 数学の公式や問題を解く定石といったものは運動と同じで日々少し練習をしておくことで知識や勘も維持しておくことができる一旦忘れたものを再度学ぶということも結構骨が折れることだただそういう過程が苦にならないのならば楽しい時間の使い方と思って再び学習を続けよう 採用してくれるかどうかは二の次にして</P><P> </P><P><FONT color=#ff0000>（詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。</FONT>                                              購入は、                         <A href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4903447359?ie=UTF8&tag=taisho-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=49034473592">こちらからどうぞ</A> </P><P align=left>詩が良かったと思う方は<A href="http://blog.with2.net/link.php?647654">人気blogランキング</A></P>

  2019/11/07

  コメント(0)

• 歯科衛生士

  　　歯科衛生士　　南風一年の頃は三十前後ちょっと珍しい名前だったのでその名前を憶えていた前回（もう２年も前のこと）掃除して貰ったときのように台の上に仰向けに寝た前回口の中を掃除しているうちにズボンの中のものが固くなってズボンの中がきつくて痛かった記憶があったので「仰向けに寝るとズボンが張るのでちょっとチャックを開けておいていいですか？」と聞くと「ええどうぞ」という回答だったのでズボンのチャックを開けておいた歯科衛生士さんが口の中を掃除してくれるうち口の奥の歯垢を取るのに力が要るのか胸が私の頭に触れることがあった頭に柔らかな胸の膨らみが触れるたび私の一物は固くなった小便をしやすように昼間はトランクスの前のボタンはいつも外しておいたから私の一物はトランクスの前から飛び出てズボンの外に屹立していた女性の歯科衛生士さんは何気なく私のズボンの前を見て黒々とした棒が屹立しているのに驚いたようだった盛んに「大丈夫ですか？」と問いかけつつ一生懸命に口の中に神経を集中しているようだった掃除の合間に何食わぬ顔して私の屹立した棒を横目で見ていたそれでも嬉しそうな顔をして掃除をするばかりで私の一物のことには最後まで一言も触れなかった何事もなかったように「お疲れ様でした」と私の無駄に屹立した棒を労ってくれたようだった （詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。 購入は、 こちらからどうぞ 詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2019/10/01

  コメント(0)

• 出会いと別れ

  出会いと別れ　　　南風一 出会いがあれば別れは付きものそうには違いないけれど子どもが幼稚園の頃から成人して社会人になるまでご主人さんが定年になるまで近くで暮らしただけなのにご主人が実家へ帰ると言って挨拶に来たときが最後の別れその後もご主人から年賀状は届くけれど奥さんとも子どもさんともご主人とともに実家へ戻ったものやらそれとも別に暮らしているものやらそんな消息も知らないほぼ同時期に家を新築して近くで暮らし始めたけれど結局元の他人に戻ってしまったということか出会いも別れも親類縁者、家族においてさえ似たようなものことさら他人他人と言う必要もない生きとし生きる者この世に生を受けた者の理かな （詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。 購入は、 こちらからどうぞ 詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2019/09/29

  コメント(0)

• 本当に欲したこと

  　　本当に欲したこと　　　　南風一会社のシステムのセキュリティテストサービスの稟議書を見ていてその会社は今やそんなことまでやっているのかと驚いた元々独立系のシンクタンクには違いなかったけれど今さらながらその専門性に認識を改めた私は大学４年の年に同期の友だちと同じように就職活動を開始した第一志望は確かにそのシンクタンクだった採用条件がそんなに厳しかったわけではなかった数学のテストがあったがさっぱりできなかったことはよく憶えている役員やらベテランコンサルタントやらずらりと並んだ部屋に通されて面接されたようだから多分私は落とされたのだろうと思う後日下宿に電話がかかってきて「専門性が違うのでという理由で採用を見合わせた」と言われたそのときは「別に本命ではないし」と思っていたけれどその後結局大学を留年して１年後に理工系大学院へ進んだのはそのときの採用謝絶がよほどショックだったので見返してやろうという思いからだったに違いないと今だから正直にそう思える定年後は数学学習に磨きをかけて考古学を数学的に研究するぞと思っている （詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。 購入は、 こちらからどうぞ 詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2019/09/06

  コメント(0)

• ワンピース姿と高靴

  　　　ワンピース姿と高靴　　南風一 目的地があって歩いている途中に横道に逸れてしまうことはなかなかない学生時代にはちょっとかわいい娘を見かけたらその後を付いて行ってしまうことはままあったところが還暦を迎えるこの頃はそうそう若い娘の尻を追っかけることはないと言いたいところだが生憎横断歩道で信号を待つことになりそこで立ち止まった二人の娘の方は身体を少し捻るだけで薄いワンピースの生地からパンティラインが浮かび上がったそんなわけで信号待ちの間その娘のパンティラインをちらちら盗み見ていた信号が青になって娘は横断歩道を渡ると横道に逸れだしたので私もそちらが目的の方角ではなかったけれどもう少しワンピースから浮かび出るパンティラインを見ていたかったので二人組の娘の後に付いて行ったほんの１０メートルくらい進んだところで二人はまた横道に逸れたさすがに再び後ろに付いて行くのは不自然に見えるので私の方はそのまままっすぐに進んで暫くして元来た道を帰ってきたそれから用事を済ませて自動車に乗って図書館へ行って本を返して再び借り出して駐車場から車を出そうとしたところで再びワンピースにパンティラインが浮かぶ二人組の女性姿を見かけた最初に姿を見かけた場所から図書館までの距離は結構あるワンピース姿と高靴では２～３キロメートルも歩くのは大変なことだにもかかわらず最初に見かけた姿のままの娘たちだった一体どうやって来たのだろう？車に乗ってかも知れないそれなら分かる私はワンピース姿の中身ばかりを想像した （詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。 購入は、 こちらからどうぞ 詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2019/08/31

  コメント(0)

• 国分寺

  　　　　国分寺　　　南風一国分寺と名の付く土地はたくさんある何処の国分寺も天平時代の聖武天皇の詔に基づいて造営されたものだこれらのことは学校の歴史で教わるから大抵の人は知っているさてその国分寺のことだが今日学習を兼ねて近くの国史跡国分寺跡の資料館を訪ねたさすが国史跡指定を受けているだけあって展示物やビデオ上映はよく工夫されていた各地の国分寺史跡がある自治体との交流もあってなかなか盛んな活動もあると感心した小一時間ほどビデオ上映を見たり聖武天皇の詔を読んでまた展示の資料や模型を観賞した１３００年の時を経て感心したものだが「さて、何か物足りないなあ」と疑問が残ったそれは「なぜ国分寺が遺構となったのか？」ということだった宗教ならば宗派として残ってもよさそうなものだが宗教ではなかったということか？それなら国家役所か？国分寺が担った役割を考えなければならない壮麗な大伽藍や僧房を作って何を担わせたのだろう？天皇の力の及ばない天変地異を鎮めるためか？なかなか壮麗な夢ではある現代の政府は聖武天皇が抱いたような夢は持っていまい「国民生活よ安らかなれ」とは夢にも思わないだろう付き合いにくいアメリカには違いないけれど日本が生きていくために仕方ないと車の販売台数を減らさないために農産物をどれだけ購入するかくらいしか頭を悩ませることがない財政赤字が１千兆円を超えようが年金財政が持続的でなかろうがそんなことは気にもしない （詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。 購入は、 こちらからどうぞ 詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2019/08/27

  コメント(0)

• ぷりケツ

  　　　ぷりケツ　　　　南風一 妻がヘルスケア店に買い物に寄ったので一緒に付いて行ったレジで代金支払いを持つ間もう一人の客のレジ打ちに現れた女性店員の胸の盛り上がりや尻を見ていた薄いワンピースの生地を通して柔らかそうな尻が盛り上がったシルエット幾ら配偶者であったとしても準備万端の格好で素っ裸になっていざいざとばかりに裸体を見せつけられたのでは同じ裸体ではあっても興も失せるところが何の関係もないヘルスケアショップの中年女性の魅力的なプリっとしたお尻は例えば後ろから性器を押し付ければ気持ちいいだろうなと想像する前回同じショップに買い物に立ち寄ったのは６月頃だったからもう２か月は過ぎている魅力的な女性のぷりケツも一日毎に着実に弾力性を失っているのかも知れないと考えると人の身は儚いと思う （詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。 購入は、 こちらからどうぞ 詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2019/08/23

  コメント(0)

• 安らぎ

  　　　安らぎ　　　南風一帰省している長男と祖父母の墓参りに行って来た長男は小さかったけれど祖父母の記憶はよく残っているだから長男は墓参り行くことに何の違和感もない私が死んだ後も長男は先祖代々の墓参りに行くことに何の違和感もないだろうそれは祖父母のことも私や妻のこともよく知っているからそれから後のことは知らない先祖代々とは言いつつ長男とて自分のその後のことまでは知らないだろうただ私にとってお盆が来れば墓参りをしようというのはただ慣習に従っているだけそんなことをやっていればただ心が安らぐからに過ぎないことさら墓参りでなくとも心が安らぐ方法が他にあるならばそれをやって貰えばよいそれは暮らしにおいても同様何をして生計を立てようと日々暮らして行けるのならば何を職業として暮らして行ってもいい （詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。 購入は、 こちらからどうぞ 詩が良かったと思う方は 人気blogランキング

  2019/08/17

  コメント(0)

• お尻

  　　　お尻　　　南風一 細面のスタイルのいい婦人には違いないけれど中年の女性に過ぎないその女性が身体をひねった拍子に夏の薄いスラックスを通して浮かび上がる下着のラインからスラックスの下に盛り上がる形のいい尻肉と太腿が想像されるその婦人はお盆だから年老いた母親の買い物に付き合ったものかそれともいつもそうしているように単に母親を買い物に連れて来ているだけかも知れないスラックスの薄い生地を通して形のよさそうな尻肉のラインが見えるに過ぎないのに私の棒はぴんぴん跳ねるような感覚頭でそう想像するだけなのに私の棒はぴんぴんすっかり反応している （詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。 購入は、 こちらからどうぞ 詩が良かったと思う方は 人気blogランキング

  2019/08/11

  コメント(0)

• 墓参り

  　　　墓参り　　　南風一 一足早くお盆の墓参りに行って来たお寺の墓地や共同墓地の墓の周りを掃除している人もいたがまだ生け花の供えられた墓の数は少ない土曜日の明日あたりからお墓に参る人の数も増えるのだろう父母の眠る墓に花や線香を供えてお参りすると墓は永遠のもののように錯覚するけれど実は生前のことをよく見知っている者がお参りすることにこそ意味があると悟る墓の下に眠る者のことを誰も知る者がいなくなったときその墓は墓でなくなってしまう単なる文字の刻まれた石その石には最早何の意味もない （詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。 購入は、 こちらからどうぞ 詩が良かったと思う方は 人気blogランキング

  2019/08/09

  コメント(0)

• 蝶

  　　蝶　　　南風一香川照之がコスタリカに旅して昆虫採集に興じている番組を見た蝶が羽を広げたときの形といいライトブルーの美しさといいちょうど女性の性器のように美しいと思ったどちらが模倣したのか偶然の一致か蝶もその美しい羽を広げて異性を招く （詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。 購入は、 こちらからどうぞ 詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2019/08/04

  コメント(0)

• 初恋

  　　　初恋　　　南風一 当たり前に会えているときは会えていることが当たり前でいつも会えていることの奇跡を不思議とも何とも思わない当たり前の事実が眼前から消えてしまって初めて当たり前でなかったことに気付く好きな頃はただ好きであることに気づかないただ何となくきみに会えば嬉しくなるのになぜきみのすぐ近くできみのお喋りや他愛ない笑い声に心をときめかせたのかそんな理由など考えもしなかったそして毎日同じ時刻の電車に乗らなくなってきみに会えなくなって初めてきみを好きだった事実に思い至る （詩集の宣伝）「青春１７切符＋１」３月２６日発売。 購入は、 こちらからどうぞ 詩が良かったと思う方は人気blogランキング

  2019/08/01

  コメント(0)

全3894件 (3894件中 1051-1100件目)

< 1 ... 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 ... 78 >