想い出の中では
想い出の中では 南風一子どもたちは思い思いの方向へ歩みだして幼稚園や小学校へ通っていた頃のようにいつまでも小さな子どもじゃないんだからやがて乳離れしていくものさ俺が好きだったきみも想い出の中ではいつまでも小娘に過ぎないけれど今じゃあ スカーフにエプロン姿でかいがいしく家事などをこなしながら立派な主婦然とした姿になっているのだろうきみの姓は知っているけれど下の名前は知らない両手を合わせたり両膝を折って大げさな素振りでくすくすと笑っていたねきみは何がそんなに可笑しかったのだろう? (詩集の宣伝)「どこにでもある光景」3月26日発売。購入は、こちらからどうぞ 詩が良かったと思う方は人気blogランキング