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テーマ:愛犬のいる生活(77277)
カテゴリ:家族
翌日 福助さんを呼びに行くも、犬小屋から出てこない。 普通、 これから、行くよ とか、 散歩 とか、 車に乗るよ というと、 ものすごい勢いで犬小屋から飛び出して来るのに、 その手にゃ、乗らねぇ。 とでも言いたげに、めんどくさそうに横になったまま、大あくび。 リードを見せたら、やっと出てきたが、とても気だるそうだ。 車に乗せて、出発した途端、ものすごい憂鬱がみなりっちを襲う。 どうやら、福助の憂鬱も私の憂鬱もごっちゃになって共鳴したようだ。 重い。。。。。。。 車の中の空気が重過ぎる。。。。。 あまりにも苦しいので、その気持ちを浄化する。 何度か繰り返していたら、何かの瞬間にぽん!と抜けた感覚があった。 それと同時に、下に這いつくばって身動きしなかった福助が、突然立ち上がり後ろのシートに上がりお座りをした。 多分同時に抜けたのだろうと思う。面白いな~と思った。 ま、とにかく先生に診てもらって後は、指示を仰ぐしかないのだ。 車から降りると、自らさっさと病院の入り口に向かって歩く福助を見て、 慣れたな。 と思いました。 そして、診察室に呼ばれると、いつものごとく入り口に向かいきびすを返して、帰る素振りを見せたが、お尻を押すと診察室にあっけなく入ってくれた。 診察台に上げられた福助は、なにやらすっかり諦めたような顔をしていて、体を小さく丸めていた。 いつもは、大きな背中が、半分ぐらいになっていて、絶対に先生や看護師さんと目を合わせない。 なんだか、とっても可哀想になり、フクは嫌がってるのに、何やってるんだろう?と思わず悲しくなる。 フクの耳を診察した先生は、 前回よりも血の溜まりが少ないし、耳の先端だけなので、しばらく様子を見たらどうか? と言ってくれた。 耳血腫もヒドイ犬になると、耳全体が腫れて大変なのだそうだ。そうなると手術しか方法はないようなのだが、手術となると、高齢犬にとっては、麻酔がリスクになり、運が悪いと死んだりするそうだ。 耳血腫自体は、放っておくと、耳が萎縮して固まってしまい、まるでしおれた花のようになってしまうだけで、命には別状はない。 福助は、血を抜いた後に圧迫包帯でどれだけ固定しても、どうやって外すのか意味を成さないので、このまま血腫を大きくしないように、右耳をほっかむりで保護しながら様子を見、血種が大きくなるようなら、また連れて来てください。 ということになった。 そして、注射を1本打ち、ほっかむりを巻いてもらい病院を後にした。 車に乗りしばらく経った後でも、何気に興奮していたのか、大好きなチーズを見せられても、口に入れようとしないどころか、水もほとんど飲まない。 考えてみれば、この1週間という短い間に3回も病院に行ったのだ。 フクのこれまで生きて来た中で恐らくワースト3に入る出来事だろう。 帰り道 このままでは、あまりにも可哀想なので、帰り道の途中にある大きな公園に寄ってあげた。 この公園は、以前アジア大会でハンドボールとバレーボールの会場になった公園だ。 はるか向こうでは、グランドゴルフの大会が開催されていて、とてものどかな感じだ。 広々した芝生が気持ちよく、傷ついた福助の心も癒されたようだ。 チーズも食べ、お水もよく飲んだ。
やっと、いつもの福助らしさが戻ってきた。 これも症状が進むと失明するので、予防の為の目薬を毎日点眼することにした。そのお陰か、目の周りがほとんど汚れなくなった。いつも目やにが激しく出ていて、若い頃のような澄んだ感じも失われてしまい、もう12歳だし仕方ないか。と思っていたが、驚くほど目が綺麗になり、白目の部分がくっきりはっきりしてきた。 白内障は、眼球部分に白い色素沈着が出来るのだが、予防の目薬ではすでに出来てしまたったその沈着を取ることは出来ないそうだ。それでもたった1週間でこれだけ目が綺麗になってくれるのなら、良い出来だと思う。 実は、フクの目も見つけた時から地道にクリーニングを続けていたのだが、こういう方法で見事解決してくれたようだ。 耳血腫も現在クリーニング中であるが、お世話になっているセラピストさんが好意でフクのヒーリングをしてくださることになった。 一人じゃ無理な場合は、こんな形で協力者が出てくることが、不思議でありがたい。
現在のほっかむりの様子だが、前に垂れ下がらないように、父に紐で上をたくし上げるように結んでもらったので、視界はクリアになったようだ。おとなしく装着してくれている。 が、 ほっかむりというよりも、、、、、 その姿は、
パラダイス銀河 ローラースケートイェイ! 最近の若者は、知らんだろうな~。
ほっかむりからバンダナになったのは、果たして昇格なのだろうか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年04月21日 23時17分49秒
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