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みなりっちの心晴天

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2012年02月06日
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カテゴリ:家族

フクが、我が家に初めて来た日。

父はふて腐れて口をきいてくれなかった。

要は、事前に相談もなく連れて帰った私に対して怒っていたのだ。

母も、あまり歓迎してはいなかった。

でも、やっぱり子犬の可愛さに負けて、飼うことを許してくれた。

福助は、慣れない初めての家で、不安そうだったけど、ごはんをモリモリと食べて、すやすやと良く眠った。

そして、翌日の夜には、すっかり我が家にも慣れ、スライスチーズ2枚でお座りも覚えた。

生後1か月半だったのに、なかなかに賢い犬だと思ったのを覚えている。

フクが庭に出て、初めてうんちをした日、私が帰宅するなり、母がはしゃいで教えてくれたのを思い出す。

大人になった福助の特技は、散歩中にしたうんちは、袋にまとめてやると自分で持って帰る、それから、普通にお座り、お手、ねんねころん、スカートめくり(特技か?)くらいなもので、芸に関しては、ほとんどレパートリーは無かったけど、人の言葉は良く覚えていたし、何より私たちの気持ちが、本当に良く分かる犬だった。

13年の間、遊びに連れて行ったのは、数えるほどしかなかったけど、散歩は朝晩どこまででも元気に歩く犬だった。

家の周りの徒歩圏内は、ほとんど一緒に歩いているため、外に出るのが辛くなってしまう時がある。ま、これには慣れるまで時間がかかるだろうな。

福助を連れて歩いていると、いろんな人からよく声をかけられた。

近所付き合いが苦手な私もフクが一緒だと、コミュニケーションを取りやすかった。

難しい顔をして歩いている人も、フクが袋を持って、歩く姿を見て、

プッ

と吹き出し、

「犬がなんか持っとる」

と笑ってくれた。

子守りをしたこともあったし、わざわざフクに会いに来てくれる人もいた。

なので、フクが死んだ知らせを受けて、近所の人も悲しんでくれた。

いつも、のんきに眠り、たまに、仕事のつもりか隣のマンションに車が来たら吠える(おい、そこは圏外だってば!)朝夕決まった時間に散歩に行き、ごはんもしっかり食べる。たった、それだけなのに、その存在だけでフクはみんなから愛された。

私の人生から、フクが消えた・・・・。

今でも信じられないような気がするし、やっぱりもういないんだ。と思える時もある。

思い出は山のようにあって、そのすべてを記憶の保管庫に飾っておきたい。

フクがいなくなるなんて、いずれ迎えるその日があるのは、わかっていたけど、まだまだ先だと思い込んでいた。

私にとって、福助という存在は、愛そのものだった。

フクと出会うまで、私は「愛」って、よく分かっていなかったと思うし、感じるのが怖かった。

でも、フクにだけは、無条件に愛を感じてもいいんだ。となぜかOKを出すことができた。

それは、母性的な愛であるように当時の私は感じていたのだけど、

本当は、もっと深い所にある自己愛を福助に投影し、フクを通してやっと自分を愛せていたのだと思う。

きっと、私はフクを通して愛を見出さなくても、ちゃんと自分を愛せたり、愛を受け取れたり、差し出したりできるようになったので、フクはお役目の一つを終えることができたのかもしれない。

フクが来て、当時みんながてんでバラバラだった家族が一つになれた。そして、「歩く」という習慣をプレゼントしてくれた。

そして、無条件に愛してくれて、無条件に愛を受け取ってくれる。という体験を毎日させてくれた。

これって、物凄いこと。

13年もの間、毎日これが潜在意識に積み重ねられるって、素晴らしいことだと思う。

無条件に愛し、受け取る。人間もできるけど、その日の気分があるので、変わらずにはできない。

犬だから、可能であり、私たちも照れることも反抗することもなく、素直に受け取れた。

だから、愛そのものの福助がこの世からいなくなった時、なんとも言えない空虚感と悲しみで、泣き暮れた。

今は、だいぶ泣かなくなったけど、やっぱりこうして思い出していると、フクの体に触れられない悲しみ、寂しさにどうしようもない気持ちになる。

もう、どうやっても会えないんだ。という事実と直面する度に、小さな子供のように地団駄を踏んで懇願したくなる。

神様、お願い。

タイムマシンを早く作ってください。

 

 

fukusuke10years

 

 

 

 






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最終更新日  2012年02月07日 03時26分10秒
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