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みなりっちの心晴天

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2012年02月07日
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カテゴリ:家族

フクの寿命を縮めるきっかけを作ってしまったのは、実はこの私なんだ。と言ったら、みんな驚くだろうか。 

後々になり、どれだけ後悔したか分からない。

時は、昨年末に遡る。

ちょうど、我が家の隣の家のおばあさんが亡くなりバタバタしている時に、それはやってきた。

何がやって来たのかというと、

その日に生け捕りにされ、さばかれたばかりのイノシシの肉だ。

電話があった時、母が異常に嫌がったが、父がOKしてしまった。

イノシシを捕獲した人物は、イノシシ捕獲の資格が取れたのだと、そればかり自慢していた。

直接受けとった母は、その人物が、ニヤニヤしながら、

あんまり、みんな喜ばんのんじゃけどね、焼き肉にしたらけっこう、食べれるけん。

と言いながら、自分の衣服をクンクンと匂い、

まだ、イノシシの匂いがついとる。さばいてすぐに持ってきたけん、血抜き処理しとらんから、綺麗に洗って、脂も取って、食べて。

と言ったその男を本当に気味悪い。と思ったそうだ。

 

この肉、気持ち悪い。捨てようか?

 

という母の言葉になんで素直にうなずかなかったのか、後悔してもしても収まらない。

母は、今思えばものすごく敏感で、母が嫌がることは、たいてい後でロクな事にならないのを知っていたのに。

私は、動物が大好きだ。

イノシシは、害獣かもしれないけど、山に食べ物がなくて、里に下りてきただけなのに、殺されてしまった。とてもじゃないけど、生命を尊重しているようには、その人物が思えなかった。

私は、イノシシを捕獲する仕事も、大切な仕事だと思う。だから、否定はしない。

でも、まるでゲームのように、生き物の生命を扱う人間は、絶対に絶対に、許せない。

私は、イノシシが気の毒でたまらなかった。

イノシシが、可哀想だと思った。

父もせっかく持ってきてくれたのだからと否定はしなかった。珍しいし、食べてみよう。ということになり、その肉の下処理を私も手伝ったのだが、、、、本当に気持ち悪かった。

その時点で、本当は私が気づかなければならなかったのだが、シータの技術を使い、その肉からネガティブなものを引き抜き、祝福したから、大丈夫だと思った。

で、網で焼いてみた。

肉の味は、けっこう美味しかった。

心の中で、祈りながら食べてみた。

でも、なぜか食べれば食べるほど、気分が落ちた。

家族全員の箸が止まった。

そこで、捨てればよかったのだけど、

またまた、イノシシが可哀想とか食べ物を粗末にするなんて、もったいないと思ってしまい、フクちゃんなら、食べるかな~と思った。

家族の誰も反対しなかったので、持って行ってみた。

普段滅多にお肉なんかもらえないので、喜ぶかなと思ったら、フクはあんまり喜ばなかった。

食べないと、どこか悪いんじゃなかろうか?と思い、食べろ食べろとやってしまった。

結果、フクは食べて、急性膵炎になってしまった。

 

大型犬の13歳(と9か月)での死は、大往生の部類に入ると思う。

でも、私は頑なに15歳以上は生きるのではないか。とほぼ確信に近い形で信じていた。

それくらい、福助は元気だったのだ。

老犬に、肉は禁物。

そんな事知らなかったし、自分の無知さに怒りが沸いた。

福助は、嘔吐し、食事を受け付けなくなったので、慌てて病院へ連れていくと、

検査の結果、急性膵炎になっている事が分かった。そして、甲状腺機能低下症もあることが分かった。

甲状腺機能が低下すると、胃腸の消化能力が落ち、コレステロール値が上がる。

フクにしてみたら、踏んだり蹴ったりじゃないか。。。。

もっと、早く病院で検査してもらっておけば良かった。

福助は、本当に体が強く元気だったので、大丈夫だと過信していた。

それに、なにかあったら私のヒーリングでどうにかなる。とも思っていた。思い上がりもはなはだしい。

今さら、なにを言っても、フクは帰ってこないのだから、仕方ない。

そこから2週間近い闘病の末、フクは逝ってしまった。

悔やんでも悔やみきれない。

激しい後悔と苦しみの始まりだった。

 

可哀想は、危険。

むやみやたらの可哀想は危険の2つ目の話とは、この事だった。

人に対する可哀想とか、憐みの感情は、自分でワークして最高最善に変えていたので、自分は、大丈夫だと思っていた。ところが、動物に対しての可哀想は、全くの盲点で、そこに関しての私の観念は、まったく変えていなかった。

後悔ばかりの私。

しかし、後々になり、今回の一連の流れが、魂の壮大な計画の一部であることを知ることになるのである。

 

 






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最終更新日  2012年02月08日 01時11分15秒
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