シアタークリエで 【レベッカ】を観ました
脚本:ミヒャエル・クンツエ 音楽:シルベスター・リーバイキャスト:山口祐一郎 大塚ちひろ シルビア・グラブ 石川禅 吉野圭吾 治田敦 阿部裕 KENTARO 伊東弘美 寿ひずる 舞台装置が大きいので 帝劇か日生ぐらいだったら どかーーんだったのかも。(ちなみに 帝劇は、井上王子と玲奈ちゃんのルドルフ、 日生はピーターさんの越路吹雪さん)どうも 装置の間で お芝居が展開されてるような。狭さ、圧迫感。そもそも 劇場も 地下にあって ロビーも 映画館のロビーのように狭くて すっきり。劇場は 非日常で、超異空間。だから、無駄に豪華で、無駄に派手・・・が 好き。最近は シネコンだって もうちょっと 工夫がある。まぁ そうはいっても 土地代もお高い有楽町。無駄なスペースを使うくらいなら、客席多くした方がいいのでしょう。 しかたないっか。 お話は 大体 映画で観たとおり だったような。それを クンツエさん的な感じに そして より濃く。シルビアさんの「ダンバース夫人」は エリザのトートみたいで。最初から最後まで ゆるぎない。ダーク一直線。すばらしい。「れーべーーっかーーー、 愛されてたぁ~」・・・怖いです。あんな目で 「出て行きなさいっ」と言われたら 普通は すたころさっさと 退散です。耳に残る曲もたくさんあるので、「ミュージカルを観た」余韻。今日も 「マンダレーぃ」「モンテカルロー」とか 突然、ぽこっ・・と。ゴルフ場の 「イギリス人は 常にチェックしているーー」仮装パーティーで「指輪はダイヤが好き! 車はキャデラックが・・」ダークに飽きると ときどきこういうのが 入るのは 上手いなぁ、と。 そして ファベル 「愛、時」から ずっと ご無沙汰で本当にすみません。ご登場の、紗幕越しのシルエットだけで ファンのスイッチ・オン予備審問(でしたっけ?)からは 上手の上の隅っこ・・・ 明らかにヘンなところ見ててお隣の方から「・・・どこを御覧になってますの?」的な、訝しげな目線を頂きました。ここから最後までは、ファベルメインで見てました。すみません。「持ちつ 持たれつ~」は ファンモードが全開エロ悪だけど 笑えて 品もある。こういう動きが 最高に、好き好き好きーーー。ダブルのスーツも でっかーーい指輪も すべて いいっっレベッカからの手紙を出すときの手つきとソファで足を組みかえるところが いちいちツボ(マニアックかしら?)「ウィスキーのソーダ割り」だけど ボトルに入り。あれは 禅さんフランクが割ったのを入れてくれてるのか それとも ストレートで飲んでるのか・・・ どうでも いいけど 気になる。 サスペンスだし、 一幕は、結構 まったりと進行するので お話としては一回で満腹。でも 「持ちもたれつ」前後からのファベルは もう一回みたーーい!でもでも 私のような ライトなリピーターには つらいな・・・全席12,500円っていうのは【五右衛門】も それに近いし 最近は こういう売り方が多いのかしら?