【三銃士】
すっかり日が経ってしまったのですが、この観劇のことは上手くまとめられません。帝劇100年目記念作。豪華なキャストさんでしたが、一発でハートがわしづかみにされることはなかったのです。原作を読んでおけばよかったかなー。芳雄くんが、東宝のプリンス!!!って感じでキラキラでしたね。でも、私はダーク好きなもんで、どうしても枢機卿サイド目線で観てしまって。ロック・ザ・枢機卿(←正式名は不知)は、大好きな路線。仮面系の演出とか、エアギター系のロシュフォールとか。ただ、これが新感線だったらもっとツボったかなー。あ、でも、だったら、枢機卿は古田さんで、ミレディは聖子さんで、ロシュは粟根さん?・・と脱線。そもそも、じゃがいも号が出てきたら、「宝塚BOYS」に一瞬気持ちが持っていかれてましたし(懺悔)。要は、枢機卿とミレディのダーク二人については、もうちょっとなんか欲しくて。ついでに全体的にスピードが欲しくて。(もっと言うなら、三銃士についても、もっともっと欲しかったんですけど)ミレディが追い込まれてしまったことや、枢機卿がロックになったこととか。そういうのは大好きなんで、これじゃ食い足りない感じ。ま、きっと再演されると思うので、リピーターさん向きに作ってるのかもしれなせんね。サカケンさんはいい役でしたね(笑) 和音さんと芳雄くんも、美しい組み合わせ。とかなんとか書いてるけど、気持ち的には、この日を振り返ると作品の外の事に気持ちがいってしまうのです。圭吾さんがアキレス腱断裂で手術が必要だったとまでは公表されてなくて・・・。ネット上には、「アンダーに代わるべき事態ではないか」と書いてらっしゃる方もいらして。そうだろう!と思う一方、であれば、私がアンダーの方(注:原さんに特定はしてません)になった公演を見ていたら、果たして満足しただろうか、と。私のような、「ナカのヒト目当て」比率が高い客が、代役を許さなかった要因の一つになっているのではないかと思うと、頭を抱えてしまうのです。手術は成功したようですが、くれぐれも無理をしないで頂きたいと切に願うばかりです。いろいろともにょもにょした気持ちが残っているのですが、そんなことも含めて忘れられない観劇になりました・・・。