【マレフィセント】
監督:ロバート・ストロンバーグ
キャスト:アンジェリーナ・ジョリー、シャールト・コプリー、エル・ファニング、サム・ライリー
楽しみにしてた一本。
三連休ということもあり、とても混んでました。
以下、ネタバレ。
始まって五分であまりの「アバター」デジャブ感にこれはどうかと思い、終わりの「アナ雪」的な「真実の愛」も読める。
後で解ったのですが、監督はアバターのスタッフ。アナ雪もディズニーだし、今の路線はこういうものなのかな。
にしても、面白い映画だったし、悪役好きの私としては、アナ雪よりかなり好き。
ポイントは、ステファンとマレフィセントの苦悩っぷり。
ステファンは、一度はマレフィセントを殺そうとするがそこまでは出来ない。翼を奪って王の座を得るが、後々オーロラ姫の呪いの種を蒔いたのは自分だと苦しむことになる。
マレフィセントもオーロラ姫に呪いをかけたものの、オーロラを陰から見守り、支え、オーロラから慕われるほどになる。しかし、一度かけた呪いは自分でも解くことができず、同じく苦しむことになる。
マレフィセントは最後にはステファンを許そうとするが、心神耗弱状態のステファンはそれすら出来ない。
自分の悪意がさらに悪意を産み、そこに囚われ溺れ死んでしまう。ちーん。
ステファンも可哀想っちゃあ可哀想。殺したわけじゃないし、成り上がるためにはあれぐらい仕方ない。呪いの前に一応折れて「頼む」って言ってるしさ。王になるにはちっちゃい男。身につまされるな。
マレフィセントの揺らぎや葛藤は共感を呼ぶと思う 。人を呪わば穴二つ。本当、気をつけよう。
そうそう、オーロラを演じるエル・ファニング、素晴らしい!!この清純さは本作品のカギ!自然な演技力も好感度高い!
アンジーはこれを最後に女優から引退するという噂もあったような。
困難と戦い、血縁にこだわらず広く子供に愛情を注ぎ、社会活動にも貢献するアンジーには相応しい作品だったと思う。
いろいろと環境が整ったら、またスクリーンに戻ってきてほしいなぁ。