【乱鶯】
「古い奴だとお思いでしょうが」って、昔の映画かCMであったような。
昭和のシブい時代劇ドラマの世界。
「筋が通らない」とか。
「自分の始末は自分でつける」とか。
「恩返し」を超えた十三郎の突き抜けた凄み。
「愛」や「正義」とは違う。
DNAレベルの日本人の美意識に響きます。
なのにたくさん笑わせてもらっちゃった。
(そうか、モノを買うときはご指名のヒトにグイグイきてもらいたいのかw)
大東くんの「松岡修造」的な小橋様が、本当に素晴らしくてね。
ヘボいけど、思いが真っ直ぐな殺陣。
泣かされました。
古田さんの殺陣は、アンサンブルさんの身の軽さやキレのなかで、シブみの効いた年季が光ります。鶯のアタマはこうじゃなくちゃね。
粟根さんと稲盛さんの夫婦もステキ。
蛮幽鬼もそうだったけど、新感線の稲盛さんは神々しい。
新感線BLACK。
苦味の旨さが大人テイストで、お値段以上でした。