ダンサー、セルゲイ・ポルーニン
あっという間にロイヤルを退団してしまったポルーニン。
アメリカではどこのバレエ団も受け入れ拒否。
そりゃあ、全身タトゥーだしねw
ロシアでは「営業」的な、テレビのびみょーなお仕事も。
ああ、ロイヤルでは史上最年少のプリンシパルだったのに、大スターだったのに…
ダンサーとしては「引退」を考え、ラストダンスとして撮った「Take Me to Church 」が、話題となり。彼のダンサー人生は、めでたく再生。
いや、アーティストとして、再出発というべきか。
にしても、天才ダンサーとは因果な運命です。
高い身体能力と表現力。恵まれた肢体とビジュアル。
観客を惹きつける、天性の華。
子供のときから厳しいレッスンを積み重ねても、ピークは短い。
公演はハードで、全身全霊がボロボロ。
故郷を離れ家族とも疎遠になり、思春期の孤独は計り知れない…
結局は家族も再生できてホッとしたけど、もし、ポルーニンが凡人だったら、ここまでにならなかったはず。天才とはなんと残酷で罪作りな存在なことか。
とはいえ、やはり、ポルーニンがここまで再生出来たのも彼の才能、GIFTの賜物なのでしょう。
彼と彼の才能を放っておけなかったロイヤル時代のお友達や、ゼレンスキー監督、プロデューサーのガブリエル・ターナさん。家族や周りの人の深い愛情を感じます。
まだ20代のポルーニン、まだお騒がせなことがありそうなお年頃だけど、これからの活躍が楽しみです。
最後の「Dance,Dance,Dance 」もステキでした。