キング・コング
2005年 アメリカ。
ピーター・ジャクソン渾身の作品らしい。
アクションというか、寓話的で示唆に富んでいるような。
エイドリアン・ブロディ、ジャック・ブラック、ナオミ・ワッツは、それぞれ人間が本質的に持つ性質の象徴に見える。
キングコングとナオミ・ワッツの美しい場面がいくつもある。
クリスマスのスケート、エンパイアステートビルからの朝日…
「美女が野獣を殺した」と言わしめているが、恋愛モノとは少し違うのでは。
コミニュケーションの不足、孤独や孤立、異なる者への尊重の欠如、エンタメ界の商業主義への歯止めの無さ…
ナオミ演じるアンが、どんどんきれいになっていくのも面白かった。