【クルエラ】
2021年 アメリカ 監督:グレイグ・ガレスビー
ネタバレ。
変化を続けるディズニー映画も、ついにこんなところまで来た!
「ありのままの」自分。それは、まるでロールパンナちゃんかヤヌスの鏡。善悪のミックス、二重人格。
厳しい世の中でやり抜くには、非情な覚悟が必要。それを、サイコパス、協調性の無さ、人格障害と言えるのか。
天賦の才を持って生まれても、そこで折れてしまう女性がどれほど多いことか。
エマ・トンプソン演じるバロネスは、悪というより、病んでしまった人に見える。それを受け継ぐクルエラも、苦しむ人の一人であり、悪人としては描かれない。
クルエラを支えるジャスパーとホーレスは孤児だし、アーティとアニータはマイノリティ。ハッピーでわかりやすい結末ではないけど、多様な人々の繋がりで、生きて行くっていう今様だね。
ファッションと音楽がかっこいいし、イギリスに行きたくなった。
マーク・ストロング様はステキで、本当にありがとうです。