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カテゴリ:きもの
今朝、テレビで、気象予報士さんが、「週明けには花散らしの雨が降るので、花見は今週末がラストチャンス」と言っていました。
「花散らしの雨」って、素敵な言葉ですよね 「花冷え」とか「花曇り」なんて言葉も、本当に美しい。 桜の美しさを、こんな言葉で愛でる日本人の感性って、素晴らしいと思います。 言葉の美しさに反応する感性を、生徒にも養ってほしいので、これらの言葉を授業で紹介したいなあ、と思いながらも、毎年この時期は、学級開きや授業開きで仕事に追われまくっていて、いつも紹介しそびれます。 週明けの授業では、「ほら、花散らしの雨が降ってるよ」と言えるといいなあ さて、授業が始まってしまえば、目も回るような忙しさ。毎日、仕事はロクに進んでいないのに、「えっ! もうこんな時間??」とびっくりしてしまいます。職場に12時間いるのが当たり前になりつつあります。 ただでさえ要領の悪い私が、直接仕事を教える人を複数抱えて仕事をすると、本当に仕事が終わらない! ありがたいことに、彼らは皆仕事熱心で、フットワークも軽いし、「ちゃんと仕事を覚えなければ!」という責任感も強いので、すぐに私なんぞの手を離れてくれそうなのですが、だからこそ余計にちゃんとお伝えしなければ……と思うと手は抜けません。 当然、私一人でする仕事はどんどん後回し。今日も大量の積み残しを職場において帰ってきました。明日も出勤して粛々と片づけなければ(涙) そんな週末なので、先週花見に行っておいて本当によかった! と実感しております。 今日はその時のことを少しご報告。 ************************* 京都在住の同級生、Yちゃんが、「二条城の桜のライトアップは、着物でいくと入場無料だから一緒に行こう」と声をかけてくれたので、京都までいそいそと出かけて行きました。 この日のコーデ。 リサイクル物の縞の小紋と名古屋帯に、きくやさんで誂えた長羽織を合わせてみました。 写真を撮ったのは、祇園の巽橋。写真では誰もいないように見えますが、外国からの観光客でいっぱい。皆さん、桜の季節を目がけて来られたのでしょうか。桜で彩られた街の風景を、カメラに収めていらっしゃいました。 Yちゃんは、モノトーンの小紋に黒地の袋帯というコーデに、朱色の小物でアクセントをつけてました。背が高くて(私との身長差約20cm)いつもかっこよく洋服を着こなしているYちゃんの着物姿を見るのは始めてでしたが、さすがは京都人、はんなりとした着物姿が板についてました。2人で写真撮ってもらえばよかったなあ このあと、円山公園に移動。桜の下には、ブルーシートが敷かれていて、花見客が飲み食いして楽しんでいましたが、その光景を見たYちゃん、「せめてこのブルーシートの色を、ブラウンにするとかできひんのかなあ」と、実に京都人らしい意見を述べていました(笑) 食事は、こちらのお店で。 町家なのに、お店の中は外観とは違ってかなりモダンな印象。ガラスのテーブル、ガラスのショーケースを見た時には、一瞬「騙された?」という気分になりましたが(汗)お料理はリーズナブルで、満足のいくお味でした 食事を終えたら、市バスで二条城へ。 夜桜をいくつか、お目にかけますね。 写真では100分の1もよさが伝わらないのが残念 漆黒の闇の中に、桜の品のいいピンクが浮き上がる光景はなんとも幻想的。 絶好の花見日和だったので、すごい人出だろうなあ、と思っていたのですが、それほどでもなく、ゆったり歩きながら桜を愛でるには十分でした。 夜桜鑑賞って、なんだか「大人の楽しみ」って、感じですね 昼とはまた違う美しさを見せてくれる桜を見上げながら、Yちゃんと「日本に生まれてよかったね~」としみじみ言い合っておりました。 *********** そんな週末を送ったあと、夜に近所の12時まで開いてるスーパーに、車で買い物に行っている時のこと。 「あ、なんか降ってきた」と思ったら、それが桜の花びらだった、と気づいたときは、なんだか妙に嬉しかったです。 その帰りには、出身小学校の側にある「桜通り」と呼ばれる道を通って帰りましたが、地元の人たちが設置したぼんぼりに照らされている桜を見ながら運転するのも、なかなか乙なものでした お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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