育成医療ってさぁ…
前回の外来の時に育成医療の事を聞き忘れた父ちゃん&母ちゃん。それなら、次回の入院前検査までに申請の事とかを聞いておいて先生に書いてもらわなきゃならない用紙も用意して…とエアロビのあと、マックでお昼を食べて、保健センターへ。まずびっくりしたのが、4月に自立支援法が施行された関係で育成医療の申請方法やら自己負担額やら自己負担の範囲やらが2年前と結構変わってた事。(しかもこちらにとって悪い方に)自己負担額を決める基準が、前回は世帯収入で決まっていたのに今回は市民税の納税額で決められるようになった。前回はかなり細かく分けられていたけど、今回はかなり大雑把。そこまではいいけど、この金額の証明をするのに区役所が発行する証明書(300円也)が必要なのがちょっと…前回は年末に出る源泉徴収票でよかったのにね。負担額の計算方法も変わってて、丸1か月入院しなかったら前回は月額の負担額を日割にして払ったけど今回は月額の負担額は上限、だそうで。たとえば、月21,000円だとしたら、30日だと1日700円。だから、7日入院したら700円×7で4,900円。でも、新しい制度だと、7日入院の間に21,000円以上治療を受けたら21,000円のお支払いになるそうで、これって値上げだよね…あと、食事が自己負担になったみたい。前回、新生児だったから覚えてないけど、係の人が言ってた。前回なかった手帳も出るみたいだし、面倒だなぁ。これは障害者手帳みたいにメリットがあるものじゃなくていつどこでどれだけ掛かったとか、諸々記録して自分で管理しなさいよ、という性格のものらしい。普段は自分で、入院中は病院に預けて書いてもらうみたいだから先生とか看護婦さんも仕事増えちゃうのにねぇ。それから、最大の???が薬局の指定、とかいうもの。育成医療のに登録してる薬局の中からどこかを指定してそこで薬を出してもらわないと3割負担になるらしい。これが意味わからなすぎて、係のおじさんに食らいついてしまった。で、母ちゃんが出した結論が「乳児医療で払ってもらおう」そう思ったのでひと通り話を聞いて、区役所へ。区役所の担当の人によると、あっさり「大丈夫ですよ」育成医療でできない分を乳児医療で出してくれるらしくて。それなら薬局登録しないでいいやーと一安心。ちょっとすっきりしました。んで、ついでだから市民税のところにも行って聞いてみたら「証明書が必要なの?金額だけでいいの? ちゃんと聞いた方がいいよ、証明書は300円かかるから…」と親切な担当のおじさんが教えてくれた。口頭なら無料で教えてくれるんだって。で、ここで気がついたのが、揃える物リストをもらってない事。前回はチェック欄までついてるのをくれたんだった。そう思って、また保健センターに行ってさっきのおじさんを指名。リストが欲しいと言ったら、制度が変わったからまだできてない、さっき作り始めた、だそうで。…っておい。育成医療の事聞きに来る人間が出たから腰あげたの?みたいな。こんな感じで悪い面が目立ってしまって、怒り心頭で帰宅。ぞうタンがねんねしてるのをいい事に、帰り道も歩きながら事情のわかる友達に怒りのメールを打ったりして。あーーーもーーーーーなんなのよーーーーーーー!!みたいな。++++++++++++++++++++++++++でも、こうやって過去の日付で日記を書いてみるとちょっとだけ冷静になって考えられるようになってる。前回の時は育成医療っていう制度がある事をすごく感謝した。日本に生まれた事を本当にラッキーだと思った。もし発展途上国とかに生まれたら生きれなかったかな、とか育成医療がなかったら医療費払えないよな、とか。でも、またしばらくするとどの手帳にも相手されなくてムカついたり。生まれつき何かがあって頑張ってるのは同じなのに差別だ!とか。医療制度がちょくちょく改悪されて、なんなんだよー、とか。生まれつきの何かにランクつけるなーとか、いろいろ。どこかで線引きをしないとだめなのはわかってるけど…一瞬だけど、手帳がもらえる子をうらやましいとも思った。人間(母ちゃんだけ?)って勝手だなぁ、と思う。++++++++++++++++++++++++++用紙をもらったら改めて手術だなぁ、と実感してちょっとだけ逃げたくなってしまった…++++++++++++++++++++++++++日記へのコメントはこちらのBBSまで('-'*)→