水樹の衣装室

さっき会社が終わってから、仲のいい友人と話しました。

Ｓちゃんのことで励ましてくれました。
「どうしてなんだろうね」
「どうしてなんだろうねえ？」

「理由がわかんないのが嫌だよね」
「……スッキリしないの……」
「謝り様もないものな」

私が何かしたなら謝るけど、それさえさせない彼女の態度にも腹が立つ。
離婚するまえに、一切電話を撮ろうとしなかった夫のように。

言いたいことがあるなら言えばいいのに。
私が悪いといわれたら謝り様もあるさ

そんで、仕事の愚痴を言いあい。

友人「今の事務はなんか空しいから、ＰＣのスキルつけて、本格的にパソコンのプロになろうと思う」
私　 「私はやっぱり小説家になるよ」

そう言ったとき、彼女が嬉しそうにしてくれたのが、嬉しかった。
私のまわりの子たちは、「頑張れ」とも「あなたならできるよ」とも言わない。
でも私を否定しない。
私が続けたいことを否定はしない。

それがありがたいと思う。


遠回りしてきたのは私の弱さだろうか。
自分にたりないものを埋めて、なにかを新しく生み出す人になる。

なりたいじゃなくて、成る。
そう言いつづける強さが今は欲しい。


出会いと別れに無駄などないと思いたい。
すべてのことに無駄はないと思いたい。