カテゴリ:パリ・プール日記
私の母か妹が撮影したものです。 ディノ、早くカレットのあるパリに戻っておいで!) のんびりし過ぎているせいだろうか? 最近、体がブヨブヨしてきた気がする・・・いや、たぶん気のせいじゃない! このまま放っておいたら中年体型まっしぐらだ。 よし、プールに行こう!と決心した。 私はこの25年の間こちらのプールを恐れてきたのだが、 他に好きなスポーツと言えばスキーしかないし、食事制限は性格的にムリなので仕方ない・・。 1980年前後、私は父母と妹とフランスに住んでいた。 母は幼児だった私たちの為にピンクとブルーが細いストライプになったビキニなどの水着を買い (これは気に入らず、あまり着なかったが)、両親は私たちをプールに連れて行ってくれた。 小学校にあがると、体育授業の一環としてプールに行く事もあった(と記憶している)。 その指導法は覚えていないのだけど、あまり効率的だったとは思えない。 私が極度の運動音痴なのも原因かもしれないが、泳げる様になったのは日本に帰ってからだったから・・。 こちらの小学校でのプール指導、どんなだったのだろう? たぶん「水に親しみましょう」程度のものだったのではないかと思う。 いや、今やそんな事はどうだっていい。 問題なのは、プールで泳ぐと毎回必ず(と私は思っている)の様に「しらみ」をうつされていた事だ。 当事は幼かったし「頭にしらみがいる」と言われても、どうとも感じなかった。 周りの子も普通にかかっていたから「風邪を引いている」くらいの感覚だったのだと思う。 ただ髪に変なクリームを塗られたり、母が髪の中にあるしらみの卵を取り除いてくれたり、 なんだかややこしい事になっているんだなぁというのが感想だった。 「しらみ」にショックを受けたのは、「しらみ」と縁がなくなってからなのだから皮肉。 日本に帰ってしばらくしてから、この国の子供達は「しらみ」なんてものをうつされた経験はなく、 「しらみにかかった事がある」なんて言ってしまうと相手が仰天する事が分かったのだ。 私には、私の「しらみにかかった事が何度もある」発言を聞いたクラスメートの反応こそが 仰天ものだったけど・・。 それから20年以上日本に住み、今や「しらみ」が恐ろしくてしょうがない私。 5年前にパリに来た頃、日本人友達が「プールに行きたいの」と言っている時には ギョッとしてしまった・・。 それから分かってきたのは、どうやら現在でも、小学生はしらみにかかったりするらしいという事。 でも私の周りの大人は誰一人として、しらみ被害にやられていない。 (しらみも蚊同様、子供の方が好きなのか??) 中年体型の入り口に立ってしまったらしい今こそプールに行こうと思ってパソコンを立ち上げ、 最近知ったパリ市立プールの総合サイトを眺めていた時だった。 ・・・・電話が鳴ってる。 以前同じ建物に住んでいたM美さんだった。 来週日本に帰るけど今はヒマしていると言う。 近所のプールに通っていた事のある彼女に私の計画を伝えると、予想通り 「じゃあ、一緒に行きましょう」 という事になった♪ 彼女の現住所は決してうちから近くはないのだけど、懐かしいこの地区まで来てくれると言う。 悪いなぁと思いつつ、じゃあその後にうちで簡単なご飯を食べましょうと提案し、待ち合わせをした。 どんぴしゃのタイミングの電話、こんな事ってあるんだなぁ。 大げさなんだけど、何か大きな力が私を「プールに行きなさい」と導いてくれているみたいです。 (続く) ランキングに参加しています。 投票(をクリック)していただけると、嬉しいです。 パリ市立プールの総合サイトはこちら。 http://www.nageurs.com/ 住所だけでなく、行ってみた人の感想や開館時間が書いてあるので便利・・と思ってたけど、 あまりアテにならないかも・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.05.03 19:26:35
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