テーマ:たわごと(26882)
カテゴリ:シネマテーク・フランセーズ
写っていないものも合わせて、全部で4つの窓口があります。 「シネマテーク、すごい大きくなったんだね~。どこからこんなお金が??」 と、主人はびっくり仰天していました。 確かに旧シネマテークは、トロカデロにあったのも、グラン・ブルバールにあったのも、それぞれ窓口が一つずつしかなかったものね・・。) ルメットの「グループ」を観てから数日後、今度は増村保造特集の中の一作、「女経」(1960年)を観てきました。 この作品は 増村保造監督・若尾文子主演の「耳を噛みたがる女」 市川崑監督・山本富士子主演の「物を高く売りつける女」 吉村公三郎監督・京マチコ主演の「恋を忘れていた女」 の3つの作品から成っている、トータルで1時間40分のオムニバス映画。 どれも上々の出来で、あっと言う間に終わってしまった感じでした。 女優は3人とも快演していましたが、私は中でも、今まで抱いていたイメージと違う顔を見せてくれた京マチコに惹かれました。 この作品は(たぶん)一番大きい「アンリ・ラングロワ」という部屋で上映されていました。 きっと集客力が大きい作品と見なされていたのでしょう。 いつものごとく上映時間ギリギリに到着した私は映画が始まる前は慌てていたし、上映が終わったら終わったで夫と話しこんでしまったので部屋の様子はあまり覚えていませんが、いかにも新しい気持ちのいい部屋で、列と列の間に割と段差があった様な気がします。 (これって重要ですよね!) ただひとつ残念だったのは・・・・やはり例のヴァーチャル字幕です。 前回「ジョルジュ・フランジュ」で観た時とは違って、今回は中央ぐらいの列に座っていたので、画面とヴァーチャル字幕の間の距離は気になりませんでしたが、問題は字の大きさです。 そう、この部屋のヴァーチャル字幕は字自体がとても小さいんです・・・。 「女経」のフィルム自体には英語字幕が付いていたのですが、比べるとその差は歴然・・。 私は以前字幕についての論文を書いた事もあり、日本映画を観ていてもついつい仏語字幕にチェックを入れてしまうのですが、今回ばかりはやってられんと思い、最初から見ない事に決めてしまったので作品に集中できました。 字幕に頼らざるを得ない夫はやっぱり大変だったみたいです。 「これなら、英語字幕を読んだ方がマシなくらいだ」 と言っていました。 それでも毎日ルンルンしながらシネマテークに通い詰めている夫に幸あれ・・・というか、毎日若尾文子を見られるだけどあの人十分幸せみたいだけどね・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.10.19 02:23:08
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