テーマ:今日のお出かけ ~(8177)
カテゴリ:主人の肖像
またもやシネマテーク・フランセーズに増村保造の「兵隊やくざ」(1965年)を観に行って来ました。 勝新、かわいすぎ! 筋肉よりも贅肉の方が多い気がしたけれど、それすらもご愛嬌です。 前にも増して、座頭市を観てみたくなりました。 さて、勝新に負けず劣らず丸っこくてひょうきんな私の夫ですが、「出来る事なら上映される全ての増村作品を観たい」と頑張っています。 (全部で40本以上あるのに!) それにひきかえ、私は映画は一日一本、多くてもせいぜい二本しか観ない主義。 プログラムをチェックしたところ、私が観たいものは何故か最終の回(毎晩21時から21時45分の間に始まる)に集中していました。 なので、その前の19時の回も観ているディノとは、シネマテークで落ち合う事になります。 この「兵隊やくざ」を観た日もそうでした。 上映される「ジョルジュ・フランジュ」という部屋に入った私はすぐにディノを見つけ、隣の席に座りました。 映画が始まるまでの数分間、おしゃべりしながら周りを見渡していたら・・・・なんとびっくり! ディノにそっくりな人が入室してきたのです!! よくよく見ると顔はそんなに似ていなかったのですが、髪の色といい長さといい、ベージュのジャケットに赤いシャツを合わせているところがいかにも夫にそっくりで、私の目は釘付けに。 慌てて小声でディノに 「そっくりな人が居るんだけど!」 と言うと、 「うん、知ってる。昨日少しだけ話したよ」 との返事。 えええーーーー! 本人も自覚あるのね!しかも既に言葉を交わしたの?? 話によるとその前の日、シネマテークのカフェテリアに居たディノは、そっくりさんと同席(だったっけ?)したらしい。 そして、自分によく似た人が本を読んでいるのを見て(本が好きなところまで一緒な訳?)、去り際に 「Bonne lecture!(良い読書を!)」 と一声かけたとの事・・・。 日本でも似たような話を聞いた事があるのですが、やはりフランスでも 「世界のどこかに自分にそっくりな人《sosie=ソズィー》が居る。そして、その人を見たら死んでしまう」 という言い伝えがあるそうです。 幸いな事にこの「そっくりさん」は顔立ちがそんなには似ていないので心配はしていませんが・・・それにしても、雰囲気似てるなぁぁ・・。 私はどうしてもソズィーさんから目が離せなかったのですが、向こうもこちらが気になっているのでしょう。 なんと、3回も目が合ってしまいました。 なんか気まずい?? 映画が終わってから、よそに座っていたS子さん&Dさん夫婦と合流し、この話をしたところ、なんとS子さんはソズィーさんを見た瞬間 「あれ?ディノはとっくに入室しているはずなのに?」 と思ってしまったとの事。 本人が見ても、妻が見ても、知人が見ても「そっくり」なソズィーさん。 こんな事ってあるんですね・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.10.19 02:27:20
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