テーマ:★留学生活★(629)
カテゴリ:留学記・留学関連の話
「映画批評」の授業の第一回目の提出物をしくじりかけた私。
それでも今後の希望が見えたので 次の提出物はもっと頑張る事にしました。 と同時に、急にコンプレックスを感じる様になりました。 というのも、それまで長い期間とは言えちょびちょびとしか フランス語の勉強をしてこなかった私は、 テキストの組み立て方をきちんと学んだ事がなかったのです。 日本で大学に通っていた時も レポートを書かないといけない事は多々ありましたが、 「レポートの書き方」といったマニュアルの様なものなんて 読まないまま、いつも自己流に作成していました。 そしてそれなりに(良くも悪くも) 納得のいく点数をもらっていました。 そう、日本語で書くのなら、私は別に悩まないのです。 でもフランス語でまともな文章を書こうと思ったら 不安が押し寄せてきました。 まず(今でも、実際のところどうなのかは分からないのですが) 「フランス」といえば、「理論の国」だった様な気がしてきました。 そういえば高校などの試験もフランスでは 記憶力を競う日本のそれとは違って記述式のものが多く、 「どうやって論を展開していくのか」 を重視すると聞いた事がある様な・・・。 私が席を並べているみんなは高校時代、いや、 中学時代からそんな練習に励んできた人達なのね・・・ 私とは大違いだわ・・・なんて思ってしまいました。 せめて在仏の語学学校に数ヶ月でも 通っておけば良かったのかも・・・と不安は増す一方です。 同じ時期に違う都市で留学を開始したAちゃんに 「フランス風に書くにはどうしたらいいの?」 と相談すると 「う~ん・・。 フランスでは『テーズ・アンチテーズ・テーズ』の 三段論法の展開が一般的らしいけどね」 との事。 Aちゃんは日本で大学院にも通っていたので 私より知識も経験もあったけれど、 フランスの院に通うのは初めてなので 彼女も不安の中を頑張っているところだったのでした。 でも、この言葉は私の頭に刻まれ その後ずーーーっと使わせてもらっています。 ありがとう。 さてAちゃんから有難いアドバイスはもらったものの、 それだけでは「批評」の書き方が分からない。 一番いいのはカイエ・デュ・シネマなんかを読んで 参考にする事なのだろうけど、 私には理解するのも大変な状態。 自分ではそんなに高度な文章が書けない以上、 カイエを読むのは 「今すぐ」「なんとか」「急場を切り抜ける」手助けにはならない。 (長い目で見れば真の実力に繋がるのに違いないけど、 私には時間が無いの・・・・・。) 周りのみんなは前々から鍛えられてきた人達なのに・・ ・・と悶々としていた時、いい考えが浮かびました! (続く) ランキングに参加しています。 投票(をクリック)していただけると、嬉しいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.09.18 04:18:41
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