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物事には必ずふたつの側面がある。 ビズについても 「したくない場合もあるけど、したい場合もある」 と前向きに言う事ができるし、逆に 「したい場合もあるけど、したくない場合もある」 と後ろ向きに言う事もできる。 ・・・・私はどうも後者なんだな・・・。
昨日ブログをアップしてからたくさん書き込みをいただいて、 ビズは在仏日本人に割と好評なんだなぁと内心驚いた。 逆に言うと、幼少時も入れて10年もフランスに住んでいる私はなぜ、ビズに対してどこか否定的なんだろうと考えた。 そして思いあたった事を、書こうと思う。 (本当は12月3日の日記を書きかけなのだけど、それは次回こそ!!という事で・・・・。)
思うに、私がビズに否定的なのはずいぶん以前に母がしてくれた思い出話が原因だと思う。
初めてフランスに住みだした時、私は4歳、妹は3歳直前だった。 ある晩、レストランかどこかで家族揃って夕食をとっていた時の事。 酔った男が私達家族に近づいてきたという。 いきさつは覚えていないけど、その男は 「可愛いお嬢さんたちだね~」 と言ったあと私か妹にビズをし、あげくの果てにはクチビルにまでブチューとしたらしい
10年以上経ってからも、プリプリ怒りながらこの出来事を話してくれた母は、被害に遭ったのが私だったのかそれとも妹だったのか覚えていないと言うけれど、この話を聞いた私達が 「どうか私ではありません様に・・・」 と思ってしまったのは、もちろん言うまでもない。 (もし思い出してしまったとしても、今さら言わないでね!!お母さん!!)
もしもフランスにビズという習慣がなかったら、私か妹がこんな被害に遭う事もなかったはず。 もしかしたら私にはこの思いがあって、心の底に「ビズ=憎い」という気持ちがあるのかもしれません。 親しい人にはしたいと思ってしまう割に、どうもビズ嫌い気味なのは、これが原因に違いない(泣)。
(写真はミラボー橋の近くから、セーヌ川を挟んで斜め向かいのアンドレ・シトロエン公園の方を向いて撮ったものです。ちょっと近代的なパリ。) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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