カテゴリ:パリで(安く)映画!
以前「パリで(安く)映画」というテーマで書いていた日記が未完結のままだったので、その続きを書き上げてしまいたいと思います。 これまでパリで安く映画を楽しむ方法を色々書いてきましたが、一番簡単なのはGaumont(日本人が言うと「ゴーモン」。でも「ゴモン」と言う方が仏人に通じやすいかも)か、UGC(ユー・ジェー・セー)と年間契約をする事です。 ゴーモンもUGCもフランス各地に映画館を持つ、2大巨大映画チェーン。 基本的には「1年以上の契約」をするという条件がついていますが、30ユーロの登録費を払って申し込めば、毎月20ユーロ弱でなんと映画が観放題になるんです!! ゴーモンもUGCも、パリだけで余裕で10館以上開館していると思います。 そして館によっては8つぐらいの上映室を持っているのではないでしょうか。 なのでですね・・・なんと毎月3000円強を払えば、フランスで公開される新作は95%観放題という訳なんです!! (ごくたまーに、マニアックな外国映画がゴーモンだけで公開されたり、逆にUGCだけで上映される事もありますが。) これは見逃せません。 私達夫婦ももちろん会員になっています・・・・今のところゴーモンの方で。 契約をする前はもちろんゴーモンとUGCの間で迷いましたが、私が再契約をした(一時忙しすぎて映画が全然観れないので中断していました)2005年暮れの時点では、どう見てもゴーモンの方に旗が揚がっていたのです。 私が今まで紹介してきたルフレ・メディシス・ロゴスなどの独立系映画館もUGCのカードでは入れないのに、ゴーモンのパスを持っていれば無料で観れる事になっていたし、なんと言っても、パリでは欠かせない「MK2(エム・カー・ドゥー)という中堅映画館チェーンでもゴーモンのパスが有効だったのです。 (MK2については、こちらにまとめ直しました。) MK2には、思いっきり商業的なゴーモンやUGCに比べて芸術的な映画を上映する傾向があります。 なので当時はMK2の付いてくるゴーモンに加入するのがごく妥当に思えました。 なにしろ私の知人M美さんも長年うっかりUGCに入り続けていたのに、この春に重い腰を上げてゴーモンに乗り換えたくらい! ・・・ところが・・・・最近UGCのカードででも数多くの独立系映画館に入れる様になり、そこまでは他人事ながら「(観客の目から見ればだけど)良かったね」と思っていたのですが・・・・なぜかこの秋からMK2がUGCの方に寝返ってしまいました・・・。 もはやうちの主人のゴーモンのカードではMK2には入れないし、私のカードがMK2で使えるのも今月いっぱいです。 (入会時期がズレているので、MK2に入館できなくなる時期もズレました。) MK2にはホント感謝していたのですけどね・・・・やられました。 そのうちゴーモンからUGCに乗り換えるかも、私達 最近になってそんな「いざこざ」はありますが、ゴーモンかUGCと契約するのはお得なので、本当におススメです! さて、最後に。 夏から何日かかけて「パリで映画を安く観る方法」を書いてきたのには、訳があります。 それは、パリという街では自分さえその気になれば映画がとてつもなく身近だという事を伝えたかったから。 集客数にムラのある名画座なんかには(確か)国から補助も出ているし、テレビ局には映画を作る義務があるし(=自国映画が増える)、映画に対する姿勢が日本とは全然違うのですね。 その努力は日本とは違い、ハリウッド映画のみならず自国作品にも観客の集まるところにも、結果として反映されていると思います。 住んでみると大変な事も多い国だけど、フランスのこういうところ、大好きです (リンク集) ゴーモンのHP http://www.gaumont.fr/accueil.html UGCのHP http://www.ugc.fr/ MK2のHP http://www.mk2.com/home.php (一番上の写真はシャンゼリゼにあるゴーモンです。8月18日の日記に掲載した写真のゴーモンとは、なんと大通りを挟んで斜め向かいにあります。) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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