テーマ:海外生活(7773)
カテゴリ:フランス社会を泳ぐヒント
クリスマス当日の出来事をようやく書き終わったので、今度はクリスマス前や当日に遭遇したフランスならではの「ええっ?」な出来事を綴ろうと思います・・・。 今まで散々書いてきた通り、お客さんよりも店員さんの方が幅を効かせていてる、フランスの不思議なヒエラルキー。 クリスマス前と当日はそのアンバランスさをいつになく感じました。 怒ってしまうほどの出来事はなかったのですが、ただ1回だけ腹が立ったのは、23日の日曜日に主人へのプレゼントにガウンを買いたいと思って行った某デパートの部屋着売り場!! 他のデパートを回ってからだったので、私がそこに着いたのは19時少し前でした。 しばらくしてから販売員のおばさまに 「今日は何時まで開いているんですか?」 と聞くと 「あと10分ですよ」 という返事が返ってきました。 私の腕時計を見ると19時ジャストなのに? 「でも・でも・でも・でも・でも(呆気にとられてしまって口が回らないので、主人の真似をして「mais」を繰り返してみました)・・・・・『あと10分』と言うと、19時10分なのですけど、そんな時間に閉店なんですか?」 と聞いてみました。 「あぁ、片付けの時間ですよ」 と、とても簡素な返事をくださる店員様。 私は混乱してしまいました。 もしも日本のデパートの店員さんに、19時の時点で 「あと10分です」 と言われたなら誰でも 「あぁそっか、本当は19時閉店なのね。 店員さんに残業させるのも悪いし、もう帰りましょう」 と考える事と思います。 でもここはフランス。 本当は19時半閉店なのに 「お客さん達、さっさと帰ってくれると嬉しいわぁ」 なんて思って、こういう言い方をしているのかもしれません。 でもでも・・・いくら何でも20分もサバをよむかなぁ?? 着いたばかりの売り場の商品をもっと見たいという気持ちと、「もう帰らなきゃいけないのかしら?」という気持ちの狭間で苦しむ私。 でも売り場を少し離れて見てみると、下の階から上がってくるお客さんもかなり居ます。 ・・・・やられたぁ~!! それから店内放送も聞いて確認しましたが、デパートの閉店はやっぱり19時半でした。 そうだよね・・・そうに違いなかったのにね・・・・。 私はまた部屋着売り場に戻って商品をチェックしようとしましたが、見たいものの前で店員さんが数人おしゃべりしていたので、とてもジャマでした。 (しかもこちらを見て場所を空けるという気遣いは一切ナシ。) また、おしゃべりの内容も「今日こそは残業しないわよ!」という、この状況では聞くに堪えないものだったり・・・。 (あてつけかよ!) あげくの果てには、19時15分から何人かが 「私もう帰るわ」 と言い出し、みんなで 「いいクリスマスをね!」 とか言い合ってました。 (そういう事は内輪でやったら?) ・・・ま、いいんですけどね、このデパートで売っているガウンのほとんどが私の予算を飛び越えていたので、どうせ欲しいものなかったし・・・。 (もしやこうなる事を見抜かれていたからこそ、こんなひどい扱いを受けてしまったのかしら???・・・でも他にもお客さん居たのになぁ。) プレゼントを選んだり買ったりする時間は、贈る側にとってとびきり幸せな瞬間です。 その気持ちをブチ壊す店員さんから買い物をするのは大っキライなので、欲しいものがなくてかえって良かったぐらいなのですが・・・かなりがっかりさせられた、クリスマス前日の買い物でした。 まぁ、常識的に考えたらいい物から売れていってしまう訳だし、クリスマスが近づくにつれ、慣れない残業や日曜出勤で店員さんのストレスも極限に達している様子なので、クリスマスの買い物は早く済ませるのが一番なのでしょうね・・・来年頑張ります! (なんだか愚痴っぽくなってしまいましたが、次回はそうならないハズなのでもう少しだけお付き合いください。) 一番上の写真は、シャンゼリゼにあるビール専門バーのクリスマスデコレーションです。 (本文とは一切関係ありません。このバーで飲んでみたい気もするけれど、ワイン派の私は一生入らず終いになってしまうかも?) クリスマスは終わってしまいましたが、フランスではクリスマスツリーなどを年明けまで飾り続ける習慣があります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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