テーマ:フランス語のお勉強日記(433)
カテゴリ:必勝?! 語学学習
フランス語に出合って4半世紀以上(早っ!)、その過程では一切仏語に触れない時期もあったのだけど、総合的に考えるとそれなりに努力はしてきたつもり。 おかげでフランス人と結婚してこの地にとどまる事になった今、言葉で困る事はほとんどない。 (そりゃ、フランス語で政治の話なんてもちかけられたら困りますけどね。日本語でも苦しいのだから) 初めてフランスに住んでいた4~7歳は正真正銘のバイリンガルだったのだと思う。 家では日本語を、学校ではフランス語を問題なく駆使していた。 誰か大人から 「頭の中で考える時はフランス語なの?日本語なの?」 と聞かれた時に漠然と 「日本語だなぁ」 と気づいたけど、その年齢の子のボキャブラリーや考えってそんなに入り組んでいないから、試しにフランス語で考え事をして生活してみたら、それはそれで何とか出来た。 さて、今はと言うと・・・・。 それはもちろん、母国語の日本語である。 ボーーッと考え事をする時は、残念ながら100%日本語。 もう気持ちが素直じゃないし、そんなの難しいという自覚があるから、幼い時の様に 「試しにフランス語で考えてみよう」 なんて試す気にすらなれない・・・。 こんな私に、「フランス語で考える瞬間」が最後に訪れたのは今から5年以上前。 フランスの地方都市に住んでいた私が、今後パリに住む為に家を探そうと、ホテル暮らしをしていた1週間の事。 それは今から思っても大変な、非常に熱い日々だった。 住宅難のパリで「外国人」というハンデと「学生」というもうひとつのハンデを背負って、毎日家を探す。 暑い中を朝から晩まで電話ボックスから電話して(その時は携帯を持っていなかった)、大家さんに会って、物件を見て、夜に安ホテルに着く頃にはくたくただった。 気分転換に読書をしたい気もしたが、生憎本は持ってきていなかった。 (今思うと不思議。) 毎日していたネットも、インターネット・カフェに行かなくてはできない。 いつになくフランス語漬けで、日本語に触れる機会のない日々が続いた。 するとある日、気づくと頭の中のひとり言がフランス語だったのだ!! フランス語が体に浸み込んでいたのだろう。 その時はいつになく自分のフランス語アクセントも流暢だった。 自宅に戻ったら元通りになってしまったけど・・・・。 逆に日本に一時帰国をしているうち、フランス語がどんどん劣化していく様に感じられた事もある。 自分のイントネーションが良くないのが分かるものの、どうにも直せなくて・・・。 どこかには 「フランス語を上達させたいから日本人の友達は作りません」 なんて断言する留学生も居ると聞いた事があって、それは非常に考えの浅い発言だなと思うのだけど(やっぱり同言語・同文化を共有できる友人の存在は重要)、本当にフランス語を上達させたいと思ったら、1週間~10日くらい日本語をシャットアウトしてもいいのかもしれませんね。 え、「あなたもまた頑張ってみればいいじゃない」ですって??? 今はムリだし、今後もたぶんムリですねぇ・・・だってパリに居れば日本人の友人知人と話す機会が多いし、なんといってもネット(今の時代、ブログはともかくメールチェックは必須でしょ?)をしてますからね・・・。 ただせめて、ネットが非常にしづらいノルマンディー帰省の間だけは母国語をシャットアウトすべく日本語の本を持っていかない事に決めたので、今回も実行しました。 途中で日本映画のDVDを見たり数人の日本人に電話をかけてたりしたのがいけなかったのか、また私の脳みそも歳をとってしまったせいなのか、今回はフランス語で一人ごとを言うには至らなかったけど、やはり最後の方ではフランス語が流暢にバージョンアップした気がしました♪ 主人の実家って小さな言い合いが多くて(みんな後までひかないから助かるけど)私もしっかり参加していたからね・・・。 クリック投票していただけると嬉しいです。 人気ブログランキングへ 上の写真は前回と同じく、主人の実家の3階(=旧・子供部屋フロア)の廊下に居たぬいぐるみ達です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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