カテゴリ:留学記・留学関連の話
2つ前の記事の続きです。 拙いフランス語を駆使してようやく論文計画書を書き終わった私。 その他に簡単な志望動機書と履歴書も作成し、ネイティブの友人達に文章をチェックしてもらえば用意はほぼ完了です! ここまでが長かったので、この時には我ながら「よくやった!」と思いました。 さて、私はせっかくチャレンジするなら、失敗しても悔いが残らない様に最良の策を取るべき努力をしようと決めていました。 そして頭を巡らして思いついたのは・・・今在籍している大学の先生に推薦書を書いてもらう事でした。 これが一般的な方法なのかそれとも異例な手段なのかは分かりません。 でも、一切面識のない私からいきなり郵送で「手紙・計画書・履歴書」の3点セットを受け取る教授達の身になって考えると、推薦書も無いよりは有った方がプラスに働く気がしますよね? どの先生に推薦書を書いていただこうかと考えて結局なんと、以前に来年の論文指導をお願いしてしまっていた社会学の教授に白羽の矢を当てました。 急に話を覆して 「パリの大学に行きたいです」 なんて言ったら気を悪くされるかなという恐れもあったけど、この先生なら私の気持ちを理解してくださる気もしたので(&私に特別に執着している訳でもないのは分かっていたので)、思い切ってお話ししました。 「以前は本当に、この大学に残って先生の指導の下で『天井桟敷の人々』について調べたいと思っていました。 でも今は『字幕と吹き替え』について書きたいという気持ちがとても強くなったんです。 そしてまだ文献の少ないこのテーマについて書く為に、首都のパリで実地調査をしたいと考えています。 ・・・それに私は外国人なので、やはり1度は首都に住んでみたいという気持ちがあります・・・。 (この最後の1文、自分勝手ですね・・。)」 これを聞いた先生は嫌な顔1つせず 「頑張ってください」 と言い、推薦書の作成を引き受けてくださいました。 出来上がったのを見ると、私がいかに熱心な学生で・・・うんぬんの優しい事ばかりが書いてありましたよ。 ありがとうございました、先生 こうして無事、社会学の先生に私の気持ちの変化を告げる事と、推薦状を書いてもらう事の2つがいっぺんに叶ってほっとしたのですが、安堵すると同時に 「これで、もしもパリの大学への編入が叶わなかったとしてもこの大学には残りづらくなっちゃったな」 という気持ちもありました。 パリの大学の映画学科が大人気で希望者が多ければ倍率も高いのは去年の経験で知っていたし、選考基準があまりに不透明なので、私の心の片隅にはこの不安な気持ちが、学生証を手に入れるまでいつもずーーーっと棲み続ける事になります。 (あと少し続きます。) 上の写真は、私達の家のそばにある教会(?)の窓です。 写真では伝えられないのが残念ですが、時々夜9時くらいに中から賛美歌が聞こえてくる事があって、「寒い寒い」と急ぎ足で歩く私を和ませてくれます。 投票(をクリック)していただけると嬉しいです。 人気ブログランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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