テーマ:★留学生活★(629)
カテゴリ:留学記・留学関連の話
(1つ前の日記の後日談です。) それから私は地方大学で期末試験の残りの科目を受け、7月の初めには パリのホテルに泊まりながら家を探しました。 在パリ中に友人からの電話で私が今年度の学年を修了できたと教わり、 とても安心したのを覚えています。 この時はまだ要領が悪くて部屋を見つけるのにとても苦労しましたが それでも何とかクリアし、地方の自宅に戻る前に「滑り止め」のつもりで、 第二志望の大学に「とりあえず」の学生登録もしておきました。 (これには2~3万円しかかからなかったのですが、後日、期限内に 入学をキャンセルしたら全額返してもらえました。) 7月末には荷物を全部郵便局まで運び、私自身はテレビと一緒に(!) 列車に乗り、遂にパリへお引越し。 とても親切だった大家さんとお別れの挨拶をしてから涙が 止まらなくなったのは一生忘れません。 パリではまだ知り合いがほとんど居なかったものの、7月末から9月の間に 日本の友人達が2組パリへ遊びに来たり、また数少ないフランス人友達の そのまた友達を紹介してもらって一緒に飲んだりしていました。 そしてその間に滞在許可証を更新しに行くなどの事務的な手続きをこなし、 また、引越し先の住み心地が最悪で色々気を揉んだりで、いい事も悪い事も 含めて毎日があっという間に過ぎていきました。 9月半ばには本命の大学から編入許可の手紙が届き、10月4日には 正式な登録が完了! そこは今まで漠然と「入ってみたい」と思っていた大学で、しかも ここで私は、ずっと名前だけしか知らなかったけれどお会いしてみたら サイコーだった教授の指導を受けながら、論文を書く事ができる・・・ 信じられないくらいだけど・・・夢って叶うんだな・・・。 1年目にはあらゆる人達のお世話になりっぱなしで、でもそのおかげで 色々乗り越える事ができました。 もちろん思い出したくない様な辛い出来事だってあったけど実際問題、 この時期から数年の私は本当にツイてたのだと思います。 私は自分の事をずーーっとあまり運が良くないと思っていたのですが・・・ なので日本を経つ前に母がカードに書いてくれた 「自分をラッキーな人間だと思って頑張ってね」 という言葉もどこか他人事だったのですが・・・今ならそう思う事が、 できます。 ひたむきに行けば道は開けるものだ、とも。 (ただしここ数年はぬるま湯に浸りっぱなしですけど・・・。) それも留学生活の収穫の1つかな。 本当はパリに来てからの方が私の留学生活の本番なのですが、序章部分が とてつもなく長くなってしまったので、そのお話はまたいつかにしようと 思います。 この記録は、留学前に不安だった自分を思い出してこの経験が誰かの役に 立てばと思い、また、自分の人生の大事な一時期を振り返ってみたいとも 考えて、書き始めました。 なかなか難しかったですが、でもとにかく、これ以上忘れる前に記せて おいて良かったです。 読んでくださった方々、ありがとうございました。 投票(をクリック)していただけると、励みになりますです。 人気ブログランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.02.20 23:53:07
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