カテゴリ:主人の肖像
主人がノルマンディーの実家からパリへ戻ってきたのは 今から一週間前の事だけど、今回は 「あまりにも・・・」 な事態で、かつ 「あの夢(1つ前の日記に書いた夢)は何かを暗示していたのかしら」 と思ってしまう感じだったので、記録してみます。 元々は2月14日(木)に戻ってこようかなんて 考えていたらしいディノ。 その日受け取ったバレンタインのカード (何度も催促して送らせた)にも 「後で会おうね」 なんて書いてありました。 が、その日の夕方になっても彼はまだ実家に居ます・・ ・・パリまでは確か車で4時間以上かかるのに!! 私は、ディノが遅い時間(真夜中)に戻ってくるのが 好きではありません。 「今か今か」とずっと待っているのもツライものがあるし、 荷物を家に降ろした後に駐車できる場所を探しにまた出て行く(*注) 彼を再度待っているうちにもどんどん夜は更けていくし、 変なところで潔癖な彼は持ち帰った荷物を 全て片付けてからでないと寝られないから 結局バタバタしたあげくなんとなく疲れて、 再会の喜びが薄れてしまうのだもの。 (*注) 私達の住んでいるマンションには駐車場がないので、 車はふだんはディノの実家に置いています。 パリまで乗ってきてしまった場合には 路上駐車しなくてはならないのだけど 合法的な場所はいつも混み合っているので、 空いているところを探すのが大変です。 本人も暗い中を運転してくるのは気が進まないらしく 結局翌15日にパリに帰ってくる事になりました。 (ディノ自身もそんな予感があったのか、 実はカードには「後で会おうね」の言葉の後ろに 「今日か、明日か、1ヶ月後に・・・」とも書いてあったのです。 それが当たった形になってしまいました。) そしていざ迎えた15日。 この日もディノは準備と行動が遅く、 結局我が家に着く時間が深夜を越える見込みになってしまいました。 私はイライラ。 電話でそんな気配に気づいたディノは とんでもない提案をしてきました。 「ぼくが遅く帰るせいで再会の感動が減るのが嫌なんでしょう? だったら・・・ ぼく、今夜はブローニュ(パリの真隣の町)の アラン(弟)の家に泊まろうか?」 ・・・・。 確かにアランはまだノルマンディーの実家に居て 彼の家は空き家状態だから物理的にはそれも可能なんだけど・・ ・・私そこまで鬼じゃないよ。 「お昼すぎには出発するよ」 と言ってたくせに 実際には19時過ぎに出発したディノには腹が立っているけど 長旅で疲れた主人を家から追い出す訳ないじゃないの・・。 その案は却下したものの今回は 「またか!」 と、かなり腹が立っていたので、 彼が戻ってくる前に眠りに入ってしまう事にしました。 (ちなみにこれを提案したのはディノです。 私にブツブツ文句を言われるよりは 寝ていて相手にされない方がいいと 思ったのでしょうね・・・。) ところが(ディノ程ではないけど)かなり行動の遅い私。 ベッドに入ったのは真夜中の零時過ぎ。 しかもすぐには寝付けず もう一度トイレに行こうと思って体を起こしたら ドアの方から鍵の回る音が・・・。 しまったぁーーっ!遅かった! 久しぶりに会うのに (ノーメイクなのは、家に居る時いつもだからいいとしても) 寝巻き姿だし、頭はバサバサだわ!! こういうのも嫌だから、いっその事寝ていたかったのに!! 焦った私は背中を向けて数語を交わしてから、 「こっちに来て」 と言い、電気の消えている寝室に向かいました。 急に暗いところから明るいところに出ても眩しいだけだし、 こんな寝ぼけまなこで顔を合わせたくなかったからです。 暗闇の中で手を繋いで、ディノと少し話をしました。 すると彼は、 「駐車できる場所を探してみたけど、見つからないの。 もう少し頑張ってみるけど もしどうしても無かったからやっぱりアランの家に行って そこの駐車場に車を停めてくるね。 その場合には(終電ももうじきなくなるし)、 アランの家に泊まってくるよ」 なんて言うのです。 せっかく帰ってきたと思ったのに、私はびっくり&がっかり。 私はその後すぐに睡眠につきましたが、それは ディノが夜の間に戻ってくるのか (=これは近所に路駐できた場合)、 それとももう明日まで帰ってこないのか (=車もディノも、弟の家で一夜を明かす場合)を 気にしつつ、かつ 「もうこの間の様な夢は見たくない!!」 という変な気合いも入れつつの、 どこかヒヤヒヤしながらのものでした。 結局、その晩ディノはアランの家で寝たのですが・・・・。 弟のアランの家に深夜過ぎに着き 翌日は寝坊したいだけ寝坊し、 そこの郵便受けに溜まっていた手紙を選別したり アランが近所のお店に取り置きしてもらっている新聞を 引き取りに行って、 しかもその後それらを読んだりしていたディノが 我が家に戻ってきたのはなんと 翌日の18時過ぎでしたとさ。 (最初に2人が理想としていた時間を 48時間も過ぎてる・・・・。) 普通の家庭の旦那さんがこんな事をしていたら その奥さんは 「もしかしてうちに帰ってくるの、イヤなの???」 と疑ってしまいそうですが、 我が夫の体内時計は狂っているので もうどうにも仕方ないのでした。 投票(をクリック)していただけると、嬉しいです。 人気ブログランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.10.02 06:17:29
コメント(0) | コメントを書く
[主人の肖像] カテゴリの最新記事
|
|