テーマ:今日の出来事(291312)
カテゴリ:Paris&近郊おでかけ記
主人がチケットを買ってくれたので、ヴィクトル・ユゴー駅近くの サル・プレイエルというコンサートホールで、バリの20年代のダンス&音楽を 鑑賞してきました。 (*注 パソコンの画面だとカタカナの濁点まではっきり見えないと思うのですが、 この日記にたくさん出てくる「バリ」は、フランスの「Paris」ではなくて、 インドネシアの「Bali」です。) (ジャズは例外として)音楽やダンスのコンサートにはいつだって全然 乗り気じゃない私なので今回もあまり行きたくなかったのですが・・・ 夫が時々私の付き合いの悪さを嘆いているので 「まぁ物珍しいダンスなら、たまにはいいかな」 と思って了解したのです。 私にとっては、初めてのサル・プレイエル訪問。 ホールは赤い絨毯と白い壁が美しい!! このダンスコンサートでは、ガムランの生演奏とバリの20年代のダンスの 2つが見どころ(&聴きどころ)になっていました。 そのおかげでこの日、これまで名前だけ知っていた「ガムラン」の実態が ようやく分かりました。 打楽器メイン(笛もあるけど)の、繰り返しの多い音楽なんですね。 (すみません、音楽心がないので他に言う事がなくて・・・。) ダンスの方は衣装といいジェスチャーといい、今まで(たぶん日本における 旅行会社のCMなどで)ちらっとだけ見た事のある様なものでした。 今回初めてじっくり見れたのは良かったです。 男性ダンサーにも女性的なしぐさがあるのが意外な発見だったかな。 ・・・ただ、やっぱり私はダンス鑑賞するだけの目を持っていないらしい。 前夜の眠りが浅かった事もあり途中であくびが出てしまい、珍しくも頑張って 1番高い席(45ユーロだけど)を買ってくれた夫に気づかれていないか ヒヤッとしてしまったり。 そこで主人の方を振り返ると、最初は口元に笑みを浮かべていたはずの彼の 顔が曇っていました。 拍手の瞬間に「大丈夫?」と尋ねると、打楽器の多い音楽をずっと 聞いている間に頭が痛くなってしまったんですって・・・。 途中で持ち直していたので良かったですが。 (ホールの、出入り口近くの写真です。 本当は2枚目の写真同様カベも真っ白なら床も白っぽいのだけど、 うまく撮れませんでした。) 1時間半の公演が終わり家路に着く途中に聞いた話だと夫は、木魚に似た形を した楽器の音がずーーーーっと鳴り続いていたのが、特に辛かったそうです。 そして後ろに座っていたご夫人も、演奏が終わった瞬間に 「はぁ」 と安堵のため息を漏らしていたので、もしかしたら自分と同じ症状だったの かも、と呟いていました。 (そういえば私が1度振り返って後列を見てみた時、夫の真後ろの席が 空いていたので、その女性は途中で席を立ってしまったのかもしれません。) 主人は 「このダンスコンサートに行ったのは良かったけれど、音楽にもダンスにも 魔術的なものを感じたよ。 なんだか催眠にかけられそうな・・・」 とも言っていました。 そう言われると、そうかな。 私ですらそう感じてしまうのだとしたら、フランス人にはエキゾチック 過ぎたのかもしれませんね。 とはいえ私達の周りは満席だったので、このコンサートは相当の人気と関心を 集めているのでしょうけれど。 正直なところ、私自身はこの土曜の夜に好きな映画でも観にいった方が よっぽど楽しかったと思うのだけど、この間「JUNO」を観て、ある程度は 相手の好みや生き方に歩み寄ってあげないといけないんだなと 悟ったところだったので、こんなのもまぁたまにはアリかな、と思っています。 投票(をクリック)していただけると、嬉しいです。 人気ブログランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.03.03 05:35:02
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