カテゴリ:主人の肖像
1つ前の日記の続きです。 (今日は会話がメインなので、ディノの言った事を青で、私の言葉は 赤で書きます。カッコ内にはいっているのは、私の心の声です。) ケーブルテレビのチャンネルの替え方を、主人が遂に知ってしまった その翌日の事。 私が居間でメールチェックをしていると、ディノがやってきてテレビを つけました。 同じテーブルにつきながらも、「私=ネット」「主人=テレビ」という、 いつもにありがちな別行動をとっていたら・・・ 「ね、ルーマニア語だよ。聞いてごらん」 (ネットしているのに、テレビ見るの面倒くさいな・・・でも テレビでルーマニア語が聞けるのも珍しいから、ちょっと聞いてみるか) 「・・・ふぅん・・・なんだかロシア語に似てるね」 「(苦笑)それをルーマニア人が聞いたら怒るよ」 私はそれからまたメールの続きを読んでいたのですが・・・ 「ねぇねぇ、これは何語だと思う?」 (めんどくさいなぁ・・・えーと・・何だか重たい感じの言語だから・・・) 「ロシア語かな?」 「(笑いながら)全然違うよ!」 (えーと・・ロシア語からかけ離れていて、でも重たい感じと言えば・・・) 「ドイツ語??」 「違うよ、イタリア語だよ!」 (えーーーー!! ショック・・・・。 フランス語と近いはずのイタリア語、しかも去年ヴェネチアに行った時 何となく耳にしたイタリア語なのに全然分からなかったなんて・・・。 ん・・・待てよ・・・。 今日は一体なんでこんなにも外国語放送が多いの? まさか・・・) 「ディノ・・・まさかチャンネルの変更だけでなくて、 テレビをケーブルテレビへ切り替える作業(大げさ)も 自力で出来る様になっちゃったの?」 「(ケロリとして)うん、さっきから『色んな国のテレビが見れるね』って、 何度も言ってたじゃない」 (そんなの聞いてなかったよ・・・。) かくして、急に自力でケーブルテレビを見れる様になってしまった主人。 嬉しい様で、どんどんチャンネルを換えています。 「ねぇ、じゃあこれはどの国の言葉?」 (今度は名誉挽回のために頑張ろう! えーと・・・あ、これはフランス語に似ている! イタリア語はさっき出たから、これは・・) 「スペイン語?」 「はずれ」 「じゃあ、またもやイタリア語?」 (イタリア語とスペイン語の区別なんて分からないんですけど・・私。) 「違うよ」 「え・・・・じゃあ、この重さは・・ロシア語?」 「なんでいつもロシア語になるの? ラテン語系といえば、フランス語とスペイン語とイタリア語以外にも、 もっとあるでしょ」 (ええと・・・オランダ語とか?あれ、それってラテン系だっけ?) 「・・・・・・分かった!!ポルトガル語!!」 「当たり♪ それにしてもMinicarは言語の区別が全然できてないね」 「・・・・(そんなのムリに決まってるでしょうが!!)」 私がフランス語と英語以外は全くもってNGだと知っているはずのディノが 次から次へとこんなクイズを出してくるのは今までケーブルテレビを 「おあずけ」にしていた仕返しかとも思ったけど・・・・よく考えれば 「優しさ」が最大にして唯一の長所のうちの主人、もちろん そんな気持ちはなくて、ただ単純に色々な国のテレビを見れるのが 嬉しかったみたい。 (意味は理解できないのにね・・・。) 彼とケーブルテレビのお付き合いは始まっ(てしまっ)たばかり。 もう、こうなったら仕方がないので、あまり密にならない事を祈りつつ 見守っていこうと思います。 (1番上の写真はトロカデロ広場で撮りました。 1つ前の日記にアップした写真とはお天気も、植えられている木の葉の 量も大違いですが、どちらも1週間以内に撮ったものです。) ランキングに参加しています。 投票(をクリック)していただけると、嬉しいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[主人の肖像] カテゴリの最新記事
|
|