テーマ:海外生活(7773)
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今夜(29日と30日の間)フランスでは一斉に「夏時間」になります。 これから長くなる日中をフルに活用すべく、各自が30日の午前2時あたりに 時計の針を1時間進めるのです。 まぁそこまで厳密にする人は居ないでしょうけど。 土曜の夜寝る前に時計をずらしておけばOKだし、もしもそれを忘れてしまったとしても この国では日曜に働く人がとても少ないのだから、まだ気づくための猶予期間がある訳です。 (ま、プライベートの用事があったら早々に気をつけなくてなりませんけど。) 今夜は1時間「損」した気分になりますが、おかげでこれからの夕暮れが遅くなるし、 日本との時差も7時間に縮まってくれて便利なので喜んで我慢します♪ フランスに住んでいると毎年この時期の「ある」土曜には時計を進めなくてはいけないし、 その代わり10月末あたりの「ある」土曜には時計の針を1時間後ろに戻さなくてはなりません。 以前まで 「あれ?今回は進めるんだっけ?それとも遅らせるんだっけ?」 といちいちクオバディスをめくって確認していた私だけど、一昨年の秋にある騒動があり、 以来バッチリと覚える事ができました。 一昨年の10月末に結婚した私達ですが実はその日というのが月曜で、 その前々日の土曜がちょうど時間変更の日だったのです。 私は 「土曜の夜中に時計を遅らせればいいんだな」 と分かってはいたものの、日本から来た家族とディノと一緒に楽しくも忙しく ずーーーーっとバタバタしていたので、その事を言いそびれたまま日曜の午後になってしまいました。 この日の夕方には主人の母と弟も合流しての顔合わせを予定していたので、ここにきてやっと 時間の事が話題に上ったのです。 ・・・と、ここでハプニング。 ディノが、私と反対の事を言うのです!! 「時計の針を進めないと」って。 その場に居たのは私とディノと、あとは日本から来たばかりの私の家族。 私の母と妹達はもちろん時間変更に関する知識がない為、針を「遅らせる派」VS「進める派」は それぞれが1対1で、議論も平行線。 お互いムキになって、何度も同じ事を言い返すのみになってしまいました。 私はクオ・バディスのおかげで自分の考えが正しいという自信があったものの 「もしもディノのいう事が正解だったら・・・」 と思うと、焦りが出てきました。 というのは、翌日の準備が全然終わっていなかったからです・・・。 時計を1時間進めるのと1時間遅らせるのとでは、結果的に2時間の違いが出ます。 だんだん 「どうかどうか・・・私が見まちがいをしていませんように!!」 と祈る様な気持ちになりながら、言い合いを続けていました。 テンパッてきていた私達の口論を止めたのは、私の母でした。 母も妹達もパリに到着以来、要領の悪い私達の結婚準備をずーっと手伝ってくれていたのですが (ごめんね・・)母はいつになっても終わらない支度と私達の混乱ぶりを見て、 遂にパニックになってしまったのです。 しかも私の言い分が正しそうだと勘付くと 「ディノはフランス人なのにこういう事をはっきりと知らないのね・・・。 (この人と結婚して)本当に大丈夫なのかしら」 という不安を抱えてしまいました。 (実は前日あたりから色々な騒ぎがあったので・・汗。) あぁ・・・・結婚に賛成して、ディノにもとても好意的に接してきてくれた母の信頼を 揺るがしてしまうなんて・・・。 結局ディノが慌てて誰かに電話して確認したところ、私の考えが合っていた事が分かりました。 それからはみんな気持ちを取り直して準備を再開し、丸く治まったのですが・・・私はこの時の 「1時間儲けられるの?それとも1時間損するの?」 という恐怖を今でも覚えていて、以来、時計の針をどちらに動かすべきかを迷わなくてすむ様に なりました。 ただ、私は今でも「どの日」に時間調整すべきなのかをチェックし忘れがちなのですけどね・・・ あぶない、あぶない! ちなみに今回の時間変更を私に教えてくれたのは主人でした。 お母さん、ディノはそれなりに頑張っている(?)から安心してね! (1番上の写真は、翌日無事に手にしたウェディングブーケです♪) ランキングに参加しています。 投票(をクリック)していただけると、嬉しいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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